真面目すぎるから襟巻きトカゲにされちゃうんだぞ!

 フシギパワーでちょい上ライフ!(この書き出し、そろそろ飽きてきました)「ハピズム」をご覧のみな様、いかがお過ごしでしょうか。たたでさえ景気が悪い中、消費税増税法案が成立寸前のところまで差しかかってきて、いかがもクソもないわよね。加えて野田さんたら「増税法案を成立後、近いうちに国民の信を問う」なんて妄言をのたまうし。常識で考えたら、信を問うてから採決するのが筋でしょ。強制的に金巻き上げること決めてから信心を測るなんて、悪徳新興宗教団体だってしないわよ!

 もうこうなったら野田さんの妄言に合意している公明党の支持者になって、増えゆく消費税をお布施だと思って忍ぶしか、この国で健康な精神を保っていく術はないかもしれないわね。そんなことを考えながら暗くなっていた矢先、アタシに微かな笑みをもたらしてくれたのは、とあるニュースサイトで配信されていた「山P“エロで金メダル”宣言」という記事。 

 通称“山P”こと山下智久様は、今年7月よりニューアルバム『エロ』(ワーナーミュージック・ジャパン)を引っ提げた全国ツアー、その名も「TOMOHISA YAMASHITA LIVE TOUR 2012 ~エロP~」を開幕され、去る横浜公演の日にCMで共演した体操の内村航平選手が金メダルを獲得したことに触れつつ、「僕はエロの金メダルを目指します!」と宣言したんですって。この記事を読んだ瞬間、アタシの頭の中は“あんばにエロくまたがる山P様の図”でいっぱいになり、そして同時に思ったの。「山P様にお布施したい」って。

 山P様といえば、10代の頃は美少女と見紛うほどのルックスで、中性的な色気を醸し出していたわよね。それによって大衆から「かわいい」と称されることに辟易したのか、もしくは憧れの滝沢秀明先輩に感化されたのか、20歳を超えた辺りから急に筋骨隆々に変貌し始め、今ではすっかり大人の色香が漂う男性に。おまけに“明治大学商学部卒業”という学歴もあるし、色気も学歴もないアタシからすると羨まし過ぎて嫉妬もできない存在よ。かろうじて“母子家庭育ち”という共通点はあるけど、アタシがいまだに自分のことしか考えずに生きているのに対し、山P様は2008年に放送された『情熱大陸』(TBS系)にて、

「男は仕事してナンボじゃないですか。『働かなくてもいいじゃん』って人もいると思うけど。でも、俺は絶対働く」

「(子どもの頃に)母ちゃんが働いてる姿を見てきたけど、なんかかわいそうでしたもん。だから『早く俺が働いて』って思ってたんですよ。女の人が超大変な思いをして働いてるところを見るの、ちょっと嫌ですもん」

と、全国のシングルマザーがむせび泣くようなお言葉を表明。やっと見つけた共通点からも、こうして“格の違い”をまざまざと見せつけられたアタシは、02年に山P様が見知らぬ男性から謎の液体をぶっかけられた事件に思いを馳せずにはいられなかった。犯人の男性が供述した「魂を入れ替えたかった」というサイコな動機に、痛いほど共鳴してしまったから。もしも本当に魂を入れ替えられるなら、アタシだって山P様にぶっかけたい。そして、ぶっかけられたい……。

 でも、山P様ご自身はそんな清廉潔白な己に対し、ある種のコンプレックスを抱かれているのかもしれない。そう感じたのは『情熱大陸』の中で、18歳の頃からほぼ毎日書き続けているというウェブ日記(※公式携帯サイト「Johnny's web」の有料会員のみ閲覧可能)を「(仕事の中で)これが一番大変かもしれない。でも(毎日)やっちゃってるから、止まらない。止めたくない」と言いながら、黙々と更新されているシーンを拝見した時。同番組のカメラマンから「ストイックなんですね」と評されると、山P様は喜ぶどころか切なげにこうおっしゃったの。

「生真面目なんですよね。つまんないんですよ、僕。つまんない奴なんですよ。もっとはじけようかな」

(後編に続く)

mini-yasuda.jpg

■アボンヌ安田(あぼんぬ・やすだ)
1984年、神奈川県生まれ。16歳くらいで同性愛に目覚め、21歳くらいからライター業を始め、現在は今後の人生の糧になる“お布施の対象”を探している。「サイゾー」(小社刊)、「週刊女性」(主婦と生活社)などを中心に執筆を行い、「テレビブロス」(東京ニュース通信社)では、コラム「おんなブロ覗き見帖」を隔号で連載中。



【検索ワード】  ・  ・ 

【おすすめ情報】


 コメントを投稿する

ライターや他人への誹謗中傷を含む内容、本記事と関係のない内容、その他公序良俗に反する内容は、削除いたします。

オフィシャルアカウント&モバイル
  • twitter
  • facebook
  • RSS
  • モバイル用
  

ハピズムをBookmarkする

最新コラム

「魂を入れ替えたい」“ぶっかけ”男の奇行にも共感させられるエロP...

 フシギパワーでちょい上ライフ!(この書き出し、そろそろ飽きてきました)「ハピズム」をご覧のみな様、いかがお過ごしでしょ...

TOCANA