chakra1209.jpg
「Chakra」(アイア出版)9月号

 前回、突然の値段高騰と路線変更で読者の不安をあおりまくってくれた「Chakra」(アイア出版)。最新号は値段も750円に戻り、コンテンツも「お遍路」「眼ヨガ」「山わさび」など開運・癒やしのキーワードが復活し、ホッとひと安心。パステルピンクの表紙デザインにも、かなり癒やされます。思わずじっくり見つめてみれば、「幸運が降り注ぐ天使の絵」なる「Chakra」お馴染み、読者に切らせる“紙付録”も健在。しかし、その上には、「10歳若い手になる魅惑のハンドケア」と美のキーワードも……。紙付録を切って作って手の水分を取られた後にハンドケアに精を出せということなのか、開運雑誌から、美・健康雑誌への路線変更をあらきめていないのか……と疑心暗鬼のループにはまりそうです。これ以上テンションが下がる前に、さっさと中身を見ていきましょう。

<トピック>
◎特別付録 癒しのハワイ 眠れる魔法CD
◎日本全国お遍路“お砂踏み”スポット16選
◎長く幸せに生きる秘訣がここに 100歳のことば

■睡眠>癒やし、のCD

 今年も暑い。毎日暑い。暑苦しくて夜なんて眠れやしない! そんな季節に、特別付録「癒やしのハワイ 眠れる魔法のCD」はあまりにも魅力的です。節電の夏、エアコンよりはCDプレーヤーのほうが電力は少なくてすみます。ほの暗い寝室で、ダイヤモンドヘッドやマウナケアなど、美麗なハワイの名所写真の数々を眺めつつ、南国ミュージックに身を任せてウトウト……理想的な睡眠が得られそうです。

 付録のCDを監修するのは、音楽療法士で「霊気マスター」の称号をお持ちの灘田篤子さん。音楽療法に霊気がどう関係するのかはさておき、音楽療法とは「療法」というだけあって、治療に分類され、いわゆるセラピーとは別のもの。簡単にいうと、音楽を通してラクになりましょう、というのがコンセプト。身体の病気にも心の病気にも有効とされ、教育界で注目されているそうです。

 というわけで、実際に聴いてみました。

 う~ん。ゆるゆるです。看板に偽りなし! 有名な『アロハ・オエ』も押さえてあります。癒されるかどうかはともかく、眠くなる、もとい、眠れるのは確実です。

■忙しい現代人のためのお遍路巡拝

 少し前の本誌に、部屋から1歩も出ずに有名パワースポットを参拝するという企画がありました。あれが好評だったからかどうか、今回はさらにすごいです。ここまでやっていいのか? ぐらいの掟破りっぷり。なにしろ、お遍路八十八カ所巡拝を1日ですませちゃおうってんだから、おうちゃくもいいところです。

 「あの四国巡拝が1日でできるスポットへ!」「八十八カ所分のご利益が一気に手に入る!」と、ガンガンあおっている特集「日本全国お遍路“お砂踏み”スポット16選」。ガイド役は、自ら歩いてお遍路旅を達成したイラストレーターの田中ひろみさん。そんな田中さんがお遍路初心者に「入門編」としてその魅力や押さえておきたいポイントを紹介しています。なかでも、「これだけは知っておきたい! お遍路の基礎知識Q&A」は初心者必見。
 
 お遍路=徒歩=しんどい、というイメージ。できることなら、自動車、もしくは電車で回れたら……なんて考える初心者は多いことでしょう。それに対して田中さんは「いいえ。公共機関や自家用車などでも大丈夫」とやさしく答えてくれます。「お遍路も時代とともに巡り方も多様化しています。貸切タクシーやレンタカーによるお遍路や、団体バスでの集団お遍路も盛んです。お遍路は、ハードな山道も多いので自分のペースに合うお遍路方法を考えるといいでしょう」と、なんとも心強い! 全部を歩いて巡らなくてもいいなんて……まさに目からうろこです。

 この特集のメインは、「お砂踏み霊場」への参拝。お砂踏み霊場とは、八十八カ所の札所(霊場)のご本尊をお祭りし、それそれの霊場から持ち帰ったお砂を敷き、踏みながら霊拝すること。それを行うことで、四国八十八カ所を巡拝するのと同じ功徳を積むことができるという、まさに「1日でできる!」タイトルどおりの手軽さに脱帽。いや、忙しい現代人にはぴったりの四国巡拝スタイルです。基礎知識Q&Aで田中さんが答えていた「お遍路も時代とともに巡り方も多様化しています」という言葉が身に染みます。あと数年もしたら、お遍路もネット参拝のように、家から出ずともできる時代がやってくるんでしょうね。そうなったら、「ご利益」の概念はどこにいってしまうのでしょうか……。

■笑ってすませましょう

 最後にご紹介する特集は、「長く幸せに生きる秘訣がここに 100歳のことば」です。亀の甲より年の功、道を究めた人の見識に触れましょうってな読み物です。6ページにわたり、ピカソ、ナイチンゲール、宇野千代、松下幸之助と、総勢26名の100歳の著名人たちの名言を引用しています。人選はバラバラですがテーマはひとつ、「長く幸せに生きる秘訣」ですから、心がささくれた時に読んで、気が晴れる言葉がひとつくらいは見つかるでしょう。

 というわけで、個人的にイチオシの名言を引いて、今回はここまでにしたいと思います。

「そんなに大層なことは、この世の中に一つもない。大概笑ってごまかせることだ」by森繁久彌

 お気づきの人もいるかもしれませんが、森繁久彌氏の享年は96歳。100年生きていないのです。まあ、笑ってごまかしておくとしましょうか。
(よいこ)



【検索ワード】  ・  ・  ・ 



オフィシャルアカウント&モバイル
  • twitter
  • facebook
  • RSS
  • モバイル用
  

ハピズムをBookmarkする