――誰もが知っている有名どころばかりがパワースポットじゃない! 身近で意外な場所にも、神聖なパワーがあふれているんです。それはヒーラーや占い師などが顧客にだけ教えている秘密の場所。そんなパワースポットをこっそりご紹介します。

 今回訪れたパワースポットは、エスパー小林さんオススメの板橋区の「中尾観音堂(なこうかんのんどう)」です。地図を見ると、東武練馬駅からそれほど遠くないよう。静かな住宅街を抜けて突き当たりを左に曲がると、とんでもなく急な坂道が出現。

 坂道を転ばないように、後ろに重心をとりながらゆっくり下っていきます。すると、右側にいきなり中尾観音堂が現れました。階段を十数段上がると、あっという間に拝殿の前に出ます。

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急に出現する中尾観音堂。右側に注意を向けていないとわかりません。
階段を十数段上がると、あっという間に拝殿に到達します

 拝殿の右側には、お地蔵さまなど5体の石造りのお像があり、お参りしていると、神霊リーディングを得意とする天上桃香さんが汗を拭きながらやってきました。

「このお像ですよ! 見てください、すごいでしょう?」桃香さんが指差した方向は、境内の左側にありました。

 この4体の庚申塔(こうしんとう)は、青面金剛像(しょうめんこんごう)というのだとか。人間の体内に棲むという3種類の悪い虫が、寝ている間にその人の悪事を天の神さまに言いつけに行くといわれており、その虫が活動する60日に1度の夜=庚申の夜は、人々が寝ずに集まって徹夜するそう。この集まりを庚申講といいます。

 庚申塔とは、その集まりを3年18回続けた記念として建立されたもので、青面金剛像は庚申の本尊とされるとのこと。仏教にちなんだ民間信仰ですが、道教の影響も受けているそうです。

 青面金剛像は憤怒の表情をしていて、足下には邪鬼を踏みつけています。エスパー小林さんによると、右から2番目の石像のパワーがとくに強いそう。

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5頭身? と思われる最もパワーの強い青面金剛像。
踏みつけた邪鬼の下には三猿(見ざる、言わざる、聞かざる)がいます

 「4体の中で、この像が一番個性的ですね。ほかの像は憤怒の表情の中にもどこか穏やかさが感じられますが、この像はホントに怖い。でも、邪鬼を踏みつけていることからわかるように、この恐ろしげな顔で邪悪な存在や念を吹き飛ばしている感じ。見た目の怖さは悪をぶった斬るための威嚇でもあるので、安心してください!」と桃香さん。造形的に5頭身ぐらいの大きさで、見る者にどこか強烈な印象を与えます。

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庚申塔4体。ほかの像と比べると、右から2番目の像の
個性が際立っていることがわかります。
怖いお顔ですが、この表情が邪悪なものを
蹴散らしてくれるようです

 「悪いものからの影響を断ち切って、金運や人生によき実りを授けてくれます。でも、努力しない人や他人を思いやる心のない人にはご利益がないですね。努力しても報われないという人は、ここに来るといいと思います」という心強い言葉を残してくれた桃香さん。

 西日を浴びながら1人残って写真撮影をしていると、こめかみやおでこから汗がダラダラ流れてきます。そろそろ切り上げようと思って立ち上がったら、猛暑日の午後なのにセミの声がまったく聞こえてきません。住宅街のど真ん中にある中尾観音堂はさほど大きくなく、周囲のマンションや家も見通せるのですが、境内の中が周囲と独立した空間のような錯覚を感じました。

 一見、平凡に見えるのに不思議さを感じさせる異空間、中尾観音堂。がんばっていても成果が出ないという人は一度、青面金剛像に会いにきてはいかがでしょうか。
(恐ミオ)



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