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『催眠セラピー体験しちゃいました!』
(イースト・プレス)

 「催眠セラピー」ってよく聞くけど、ほかのセラピーにくらべて敷居が高いイメージ。「催眠」って言うと「すっぱいものが甘く感じる」と暗示をかけられてレモンをそのままムシャムシャ食うとか、催眠術師に操作されちゃうっていうイメージがありますよね。「催眠セラピー」を何度が受けたことがある私も、最初は「自分の知らない自分が出てきて全裸で踊りまくったりしたらどうしよう…」と不安だったけど、やってみると意識がなくなっちゃうわけでもなくてまったく心配ナッシングなんです。

 前世や潜在意識を見ることで生まれてきた意味がほんのり分かっちゃったり、自己肯定できたり、すごく癒されるセラピー。そんな「催眠セラピー」を著者の宮咲ひろ美さんが監修のくりの丞さんのセラピーを体験しながら分かりやすく解説してくれるコミックエッセイ『催眠セラピー体験しました!』(イースト・プレス)を読みながら、その世界をちょっとのぞいてみませんか?

■前世で結ばれなかった相手と、現世で結婚! 

 くりの丞さん曰く、「催眠状態とはある種、究極のリラックス状態」。「心がひとつのことに集中していて、時間が経つのがやけに早く感じる」とか、電車でウトウトしてしまったり、これも「催眠状態」なんですって! そして、催眠状態の時は、意識がいろんなところにアクセスしていたりするんだそうです。

 例えば、スーパーに行ってジャガイモを見て「カレーがいいかな、肉じゃがもいいかな……」と思い浮かべる。くりの丞さんによると、この時「無意識の中から何かたぐり寄せようと、『個人的無意識領域(自分が自覚していない心の内側)』にアクセスしている」んだとか。さらにカレーを作っていると、帰ってきた旦那さんが「ちょうどカレーが食べたかった」と言うよくあるシーンも、「他の人との意識の共有(普遍的無意識領域)へアクセスしているのかもしれない」と、くりの丞さんは言います。

 元気な人と会うと自然に元気になったり、愚痴ばっかり聞いてると鬱々としてきたりする時って、相手に導かれて「他の人との意識の共有スポット」にアクセスしちゃってる状態と言ってもいいのかも! 「催眠状態になると意識の深層領域を自由に行き来することができる」っつーわけで、「普遍的無意識領域」よりもさらにワンランク深い「形而上学的領域」(前世を見たり幼い頃の自分に会えたりする)にも行ったりできちゃうわけなんですね!

 形而上ナントカって難しい言葉ですが、実際の「催眠セラピー」のやり方は、ただ椅子に座ったり仰向けに寝たり、リラックスした状態で目を閉じてるだけ。セラピストに「目の前に扉があるのをイメージしてください。その扉を開けると、前世の人になっています」と誘導してもらいながら、イメージを探っていきます。「こういうのが見えます」とセラピストと会話しながら進めていくので、やってみると拍子抜けするほど前世とかが気軽に見れちゃうんです。

 前世の自分になってまずセラピストに言われるのは「足元を見て下さい」。著者のひろ美さんがそう言われて足元を見ると、乾いたじゃり道でぞうりを履いていました。ひろ美さんの前世は「美津」という洋裁屋に勤める女の子。美津の人生を見ていくと、隣のお店の男性といい仲になるけど、結ばれることはなく24歳の若さで病死。

 これが、実際のひろ美さんととても共通点があるというのです。ひろ美さんは若い頃から、遠い先の予定が入ると「私それまで生きてるかな?」と不安になる癖があり、それが24歳過ぎた頃から薄れてなくなったそう。その後結婚して専業主婦になりヒマを持て余していた頃、なぜかミシンを買ってもらってむさぼるように服をつくりまくったのも、洋裁が好きだった美津と似ている点。前世を見るときは、現在関わりがある人が出てくることがあるのですが、前世の美津が恋した男性は、今の旦那さんだったのでした。美津が若くして死ぬときに思い残したこと(「もっと生きて、デザインや洋裁をしたかった。そして生まれ変わったらあの人のおそばに……」)を、現世ではちゃんと果たしていた、というワケだったのです!



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