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浴衣美人を目指しましょう!

 梅雨も明け、浴衣の季節の到来です! 花火見物や夏祭りなど、いまや浴衣は女子の必須アイテム。新作浴衣をチェック中の人、今年が浴衣デビューの人など、さまざまだと思います。お店の人に勧められるままに買ってみたけれど、イマイチ……なんてことにならないように、上手に選びたいですね。

 ところであなたのチェックポイントは色? 柄? それとも生地? じつは浴衣の柄に使われるモチーフ=伝統文様には、それぞれに意味と願いが込められています。

■文様の意味で選びたい夏浴衣

 人間は何もない空間では落ち着かないため、呪術的な意味合いを込めて、壁や衣服を飾ったのが文様のはじまりです。縄文土器のデコラティブな形状からもわかるとおり、人々は道具や衣服を好みの意匠で飾ってきました。

 浴衣の語源は「湯かたびら」。「かたびら」は平安時代には裏を付けない衣類を指し、以降は夏用の単衣ものの呼称となりました。湯かたびらは湯上がり着、つまりバスローブだったわけですが、今では盛夏の外出着として広く普及しています。だから浴衣に用いられる文様は、朝顔や団扇、蝶など、夏をイメージさせるモチーフが基本。最近では伝統にとらわれない自由な柄ゆきも好まれますが、ここでは入手しやすい伝統文様をいくつか紹介します。

・松藤文
 永久不変を表す松と、寿命が長い藤を組み合わせた吉祥文様。吉祥文様とは、「瑞兆」「幸福」など、縁起のいいことを形であらわしたもの。「松竹梅」「鶴亀」「宝づくし」などがよく知られています。松藤文は「いつまでも幸せに暮らしました」という物語の結びを思い起こさせ、人々の願いがいつの時代もそう変わらぬことを教えてくれます。

・竹
 まっすぐに伸びることから、「芯の強さ」「高潔さ」を象徴します。浴衣の柄として男女ともに大変好まれ、縞のように入った竹、細かい笹を散らしたものなど、デザインも豊富。竹に雀の組み合わせは多くみられ、とくに雀がまんまるに太っていると「ふくら雀(福良雀)」と呼ばれます。

・矢すがり
 放った矢は戻ってこないことから、嫁入り道具に必ず1枚入れたと伝えられています。 

・柳
 樹木信仰は日本だけでなく、北欧など世界中に偏在します。日本では、柳は邪気を払う植物とされ、異界とこの世との境を示す標と信じられてきました。実際、柳は流れの緩やかな水辺に自生する軟木のひとつ。転じて、町外れや村境境界の目印として植えられました。柳の下に幽霊が立つのはこのためです。

・麻の葉
 大麻の葉の形に似た、正六角形をベースにした幾何学紋様。老若男女問わず人気の柄で、とくに麻は丈夫でまっすぐに育つことから、産着などに好んで用いられました。現在でも、子どもの肌着、長襦袢、半幅帯などにあしらいます。



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