――報われない恋を成就させるために占い師を巡り、家一軒分も散財していた筋金入りの占いジプシー・ニラコが、ダメ恋愛と占いジプシーから卒業し、今度は占い師を目指す!? 一筋縄ではいかない占いワールドに翻弄され続ける、ニラコの占い奮闘記!(今までの奮闘はこちらから

 占い師デビューへ向けての勉強もとうとう終盤。タロットカードの授業から始まり、九星気学との出会いで「相性占い」の面白さに開眼したニラコは、「相性占いが得意な占い師」という自分なりの占い師像を描きながら、とうとう最後の授業の日を迎えたのだが、果たして無事、すべての授業を終えることができるのか……。

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まーたサボリ癖が……

 「最後の授業は人相占いです」。そう言って、祈先生がテキストを開きました。人相占い? それってよく駅前とかで占い師が虫眼鏡で人の顔を見て、「死相が出ておるっ!」とかいうやつ? 人相なんて顔の印象からなんだって言えそうだし、正直あまり信ぴょう性を感じない。タロットと九星気学があれば占い師としてはやっていけるし、人相はテキトーに聞いてよっと! 私が軽いノリでノートを開いた途端、祈先生は私のあごをグイッと力いっぱいつかみ、顔をまじまじと見つめました。

 「イテテテ! 何するんでか!?」私が慌てると、先生は「顔にライバル占い師の存在が出てるわよ! あんまりナメた気持ちでいると、占い師になってから大変よ!」と言いました。ライバル登場の暗示!? 私の顔からそんなことまでわかっちゃうの? しかも、軽いノリで授業を受けようとしていた私の心の内も見抜くなんて、信ぴょう性がないどころか、今まで習ってきた占術の中でもかなり当たるのかも……。

 人相とは字のごとく、顔から見えるその人の運勢をみる占いです。「顔には本人も気づいていない、さまざまな情報があらわれているのよ」と、祈先生はテキストの顔の図を指して説明を始めました。基本的に人相は、細面で上品な印象の「心性質」、全体的に骨太で角張っている「筋骨質」、肉付きがよく、ふくよかな印象の「栄養質」の3種類があり、多くの人の顔はこの3種類の性質の2種類が混ざり合っているといいます。3種類中で一番美男美女のイメージの「心性質」は、繊細で芸術家タイプ。「筋骨質」はエネルギッシュで気の強いタイプ。「栄養質」は人情家でコミュニケーションを大切にするタイプです。

 「ニラコさん、自分の顔はどのタイプだと思う?」と先生に言われ、私はメイク用の鏡を取り出して自分の顔をじーーーっと見ました。「骨格はしっかりしてるし、パーツもメリハリがある。顔全体の肉づきがいいから、『筋骨質』と『栄養質』が混ざったタイプかな? つまり、私は勝ち気で短気、情が厚すぎて、よく空回りする性格……って、当たってるじゃないですか!」と答えると、先生は明るく「正解! ちゃんと鑑定できるじゃない!」と褒めてくれました。

 でも、先生はさっき「顔にライバル占い師の存在が出てるわよ!」と言ったのに、顔の性質からはそれがわかりませんでした。先生はどこを鑑定したんだろう? すると先生が「そこを見たのよ!」と私の頬を指差し、その先にあったのは真っ赤な吹き出物……。ひえええ! 顔の性質じゃなくて、吹き出物からも未来がわかるの!?






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