――報われない恋を成就させるために占い師を巡り、家一軒分も散財していた筋金入りの占いジプシー・ニラコが、ダメ恋愛と占いジプシーから卒業し、今度は占い師を目指す!? 一筋縄ではいかない占いワールドに翻弄され続ける、ニラコの占い奮闘記!(今までの奮闘はこちらから

 念願の占い師デビューを目指し、タロットカードから東洋占術の「九星気学」まで勉強を続けてきたニラコ。なかなか覚えることができず、一時は挫折しかけるものの、相性占いに自分の方向性を見出し、「相性占い専門の占い師なんて面白いじゃん!」と、テンションが上がった前回。そして、授業の終わり、祈優先生が意味深げに「超秘伝の相性占い」の存在を匂わせてきたのでした。果たして、秘伝の占い法を教えてもらうことはできるのか……?

細かすぎて、頭が爆発しそうな秘伝の相性占い

 「超秘伝の相性占い」というなんともマニアックな響き。それこそ相性占いの面白さにハマっている私にとって、気にならないわけがありません。しかし先生によると、この相性占いの的中率は凄いけれど、その分知識が必要なのはもちろん、計算が大変で、プロの専門家だけが占える相性占いだそう。私の勉強量ではまだまだ無理と言われてしまいました。

 だけど、知りたい! その秘伝の的中率とやらを体験してみたい!! 「先生! 私めちゃくちゃ勉強します! 今の何倍も努力するので、ぜひ伝授してください!」そう言って私は平に頭を下げました。占いの勉強は基本的に座学だけれど、この熱気はもはやジャッキーチェンのベストキッドのようなカンフー修行並み。祈先生も私の熱意に根負けしたのか、「それじゃ、万年暦を開きなさい!」とホワイトボードの前に立ちました。

 この秘伝の占いは、人間関係の相性がこと細かに出されるそう。パーフエクトが150点満点で110点以上は大吉、10点マイナスごとに、中吉、小吉、と下がっていき、70点以下は大凶です。診断で使用するのは九星だけではなく、十干、十二支、と呼ばれる東洋の方位や時刻を表す単位すべてです。十干が10種類、十二支が12種類、それから九星。それから、「支合、三合、沖」という、十二支特有の吉凶の象徴があるかないかなど、とにかくこと細かに調べていくのです。この相性占いは想像以上に本格的な占術で、黒板にビッシリと並んだ漢字に目がチカチカするほどです。

 初めてでてきた十干や十二支などの多さと、細かさに、説明だけで脳内パニック状態の私を前に、祈先生は説明をドンドン進めていきます。相性占いは大好きとはいえ、手加減一切無しの、東洋占術極意のハードボイルドな授業でもはや私はヘトヘト。

 そして、「覚えるには実践するのが早いわ。私とニラコさんの相性を見てみましょう」そう言って先生は真っ白なホワイトボードに、私と先生の生年月日を書きました。「さ! 占ってみて。2人の相性が悪かったら、それこそ前途多難よ〜」と、言う先生の不穏な眼差しが光ました。説明を聞くので精一杯だった私に、さっそく実践をやらせるなんて! 今回は「秘伝」というだけあって、祈先生も容赦ありません。






オフィシャルアカウント&モバイル
  • twitter
  • facebook
  • RSS
  • モバイル用
  

ハピズムをBookmarkする

最新コラム

秘伝の相性占いで見た先生との相性にショック! 残り少ない授業を乗...

 念願の占い師デビューを目指し、タロットカードから東洋占術の「九星気学」まで勉強を続けてきたニラコ。なかなか覚えることが...

TOCANA