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霊感占いこそ、好みだと思うのです

 霊感・霊能占い師が「霊が見える」という時、何がどういうふうに見えているのだろうか。わかるようでわからない、この世ならぬものが「見える」という状態について、その筋に詳しい霊感占い師に尋ねてみた。

「“見える”といっても、目で見える場合と、頭に思い浮かぶ場合の2つがあります」

 「目で見える」とは、文字通り、目の前の「霊的な何か」を目視している状態だ。姿形はどうであれ、相談者を見ながら霊も一緒に見ることができる。対して、「頭に思い浮かぶ」とは、脳裏、つまり頭の中でイメージすること。私たちが日ごろ、何かを思い出すときや友達の顔を思い浮かべる時の状態に近い。

 また、目で見る場合、顔や人の姿の場合もあれば、図形や数字などの場合もあり、いろいろなものが見えて、鮮明度は人によって違う。はっきり見える人は、立体のカラー映像が目の前に出現したような感じなのだとか。

 では、霊感占い師は皆、そのようにハッキリ見ているのだろうか?

「立体カラー映像のように見える人は少ないです。目で見えると言っても、ほとんどはそれほど鮮明でなく、視界の端にぼんやりと何かが見える程度でしょう」(同)

 そしてもうひとつの「頭に思い浮かぶ」。これは、上記にも書いたように、「思い浮かべる」「イメージする」ことと同じなのだが……。たとえば、「あなたのお母さんの霊が見えます」という場合、「見える」ではなく、占い師が「思い浮かべている」ということなら、「あなたのお母さん」ということはわからないのではないのだろうか。

「霊能者は映像だけでなく、匂いや感情や声など、一緒にいろいろな情報も受け取ります。だから、本当に見えているわけではないけれど、感情やエピソードを感じることで、『あなたの亡くなったお母さまがきています』と、見えているように語ることも可能なわけです」(同)

 しかし、見えていないものを「見える」というのは、相談者をだましているようにも思える。

「『見える』と『見えない』の境目は微妙なんですよ。たとえば、目の前の相談者の身体が、もやのようなものに包まれるのを目視し、さらに霊的に“よい存在”を示すいい香りがしたとします。通常は同時にタロットやほかの占いを併用しているので、亡くなったお母様が相談者を愛し、心配しているという結果が出れば、自然と脳裏に相談者のお母様の姿が思い浮かびます。その場合、顔や表情はぼやけています。ただ、見える度合いと真実はイコールではありません。はっきり見ることができる霊能者が優れている、というわけでもないのです。それよりも、どうしてそれが今見えるのかという理由、語る内容が大切です」(同)

 霊能者のいう「見える」には、その人によって度合いや見方もいろいろあることがわかった。「何かが見える」というのは、普通の人にはなかなか理解できない感覚だ。それゆえ、見える人=当たる人だと思ってしまうこともあるだろう。科学的に証明されていない事象なため、霊の存在を否定する人もいる。

「正直、タロットや占星術を使わず、“霊感”だけで占う占い師はほとんどインチキ、あるいは単なる本人の思い込みと言っていいと思います。巫女やユタ、イタコなど宗教のバックボーンがある場合は別ですが」(同)

 見える「本物の霊能者」はそれほどに少ないのだ。どちらにせよ、見える度合いが真実の度合いと必ずしも一致しないという点には気をつけたい。



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