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呼ばれるほうは、ほとんど気にして
いなかったり……

 6月といえば「ジューン・ブライド」。結婚式といえば、日本では昔から「六曜」によって日取りを決める人が多いですよね。人気があるのは、縁起のいい「大安」。一方、縁起の悪い「仏滅」は、割引料金が適用されるほど、人気がないというのが定説です。

 しかし「六曜」とはそもそも一体何なのか? 案外知らない人もいるのではないでしょうか。

 太陰暦(旧暦)で吉凶があるとされる日のこと。先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6日。別名、「六輝(ろっき)」や「六曜星」とも言います。日本ではカレンダーや手帳などにしばしば記載され、日々の吉凶はこの六曜で判断されることが多く、たとえば、おめでたい祝日には「大安」がベストで、「仏滅」は避けるべきとされ、「友引」は葬儀を慎むべきとされています。特に冠婚葬祭における影響力が強いのですが、宗教とは関係がありません。つまり、仏教やキリスト教はもちろん、日本の神道にも無関係。

 しかし、無宗教者が多いにもかかわらず、結婚式となるとキリスト教婚や神前婚など“神の名のもとに”生涯を誓うことに疑問を持たない我々日本人。そのある意味柔軟な思想は、六曜にも当てはまるのでしょうか? 式場によっては、仏滅による割引プランといったものがあるところもあるので、最大限に活用しない手はないと思うのですが……。

 現在の結婚式市場では、カップルはどこまで六曜を気にするのか? 結婚式場の方に聞いてみました!

「もちろん、仏滅に結婚式を挙げるカップルもたくさんいます。でも、そういう人たちの大部分は“妥協をして”仏滅を選んだ人たちです。仏滅だと値段が安いから……といったことがあるから選ぶのであって、同じ条件なら好き好んで仏滅を選ぶ人なんてほとんどいません。それはキリスト婚でも人前婚でも、すべて同じです」

 こう語るのは、大手ブライダル企業「ベストブライダル」の広報担当者。やはり昔も今も変わらず、結婚する人はみんな六曜にこだわるものらしいようです。

「中にはもちろん大安や仏滅なんて気にしない、というカップルもいらっしゃいます。しかし当人同士はよくても、親族の意向を考えると、やはり仏滅に式を挙げるのは避けたいということになるのです。結婚式はやはり家同士のものですから、当人がよければいいというわけにはいきません」(ベストブライダル広報担当)

 では、神を司る場所であるとして結婚式を行う「神社」はどう考えているのでしょうか? 神前婚として人気が高い「明治神宮」に問合せしてみたのですが「お答えできません」という返答でした。

 ちなみに明治神宮では、日付や招待する人数によりさまざまな婚礼プランを設定していますが、割高の土日祝日適用の婚礼プランは「仏滅を除く」という記載があります。そう、仏滅はやはり明治神宮でも安いのです。それだけきっと神前婚でも六曜にこだわる人が多く、このような料金設定にしないと、人気の明治神宮ですら仏滅は厳しいのかもしれません。明治神宮でこれとなると、他は言わずもがな。六曜にこだわってしまうのは、もはや日本人の性なのかもしれませんね。
(高山惠)



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