――誰もが知っている有名どころばかりがパワースポットじゃない! 身近で意外な場所にも、神聖なパワーがあふれているんです。それはヒーラーや占い師などが顧客にだけ教えている秘密の場所。そんなパワースポットをこっそりご紹介します。

 今回訪れたパワースポットは、JR御茶ノ水駅を降りたところにあります。
 
 ヒーラーのスピリチュアル・レダさんと同駅の臨時改札口で待ち合わせをしましたが、普通の人間の筆者にはまったくわかりません。

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右側に椋の木。聖橋の向こうに病院の建物が見えます

 信号を渡るとすぐに聖橋のたもとに出ます。ここが、今回ご案内するパワースポットなのですが、注意深く観察していないと見過ごしてしまいます。レダさんに言われて淡路坂の方角を見ると、椋の大木がありました。近寄ってみると「太田姫稲荷神社神符」、「元宮」という字が見えます。

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プラスチックの透明な箱には手書きの「風邪咳封治御守」と書いてあるご神符も 

 かつて、太田道灌の娘が天然痘にかかったとき、京都の一口稲荷神社に祈願して治ったことに感謝して、道灌は江戸城内に稲荷神社を築きました。徳川家康が天下を平定したあとは、聖橋のたもとに遷座。神社は現在、神田駿河台にありますが、旧社地である聖橋のたもとには椋の木と木札、ご神符が残されているのだそうです。

 ご神符のほかに、「風邪咳封治御守」と書かれたコピーが木にくくりつけられていて、由来や縁起を説明しています。

 「太田姫稲荷神社は厄除けや病気平癒、開運、商売繁盛にご利益があるといわれますが、神社はかつて、江戸城内の鬼門にまつられていたんですよ。その神社のご神木である椋の木ということで、地味ながら人々の崇敬の対象でもあった。霊験あらたかなご神木であると感じますが、威厳よりは癒しや守護の意味合いのほうが強いですね」とレダさん。

 この地に残されているのも偶然ではないそうで、500年以上にわたる信仰の積み重ねという厚みが、この場所を知られざるパワースポットにしているそうです。橋の周辺を見回してみると、人の流れは、椋の木のある方角以外の聖橋方面に集中しているような気がします。

「聖橋は湯島聖堂とニコライ堂という2つの聖堂の間にあるために聖なる橋と名づけられたこともあって、一種のパワースポットではあるんですよ。ただ川や電車などが縦と横の空間を行き交っているので、エネルギー的にいろいろ混ざりやすい。椋の木はそのようなカオスな影響からからむしろ免れていますよ」

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聖橋の反対側から見る椋の木。右側に「ニコライ堂」の屋根が

 改めて椋の木を見やれば、なんとも控えめでシャイな風情に思えてきます。大田道灌の娘を治した強力パワーに、ぜひともあやかりたいものです。
(恐ミオ)






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