神社がお土産屋を訴えるという異例の事態に至った「清明神社」。ニュースでも話題になりましたが、「なんで神社がお土産屋を訴えるの?」 という素朴な疑問を追究して現地に降り立ってみました。京都は、言わずと知れた観光都市。京都にあるどんな有名なお寺でも、神社前には必ずお土産屋がありますが、訴え、裁判沙汰になるなんてことは、いまだかつて、聞いたことはありません。

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うわさの清明神社の今は!?

 清明神社とは、京都の一条戻橋近くにあった平安時代の陰陽師・安倍晴明の屋敷跡にできた神社。星のマークを象った五芒星を社紋とし、魔除け、厄除けにご利益があるといわれています。

 そもそも陰陽道とは、「陰陽五行説」という自然の万物は陰と陽の二気から生ずるとする陰陽思想と、万物は「木・火・土・金・水」の五行からなるとする五行思想を組み合わせて吉凶を占ったりする学問で、元々は中国で生まれましたが、日本では神道、道教、仏教にも影響を与えています。今でも易占いはもちろん、某エステの広告でも陰陽五行という文言が見られるほど。意外に日本人の生活に浸透しているものです。
 
 京都駅からバスで20分あまり。さっそく話題の現地に行ってみます。この騒動、どこにでもあるお土産屋がなぜ問題なのかがずっと不思議だったのですが、うわさの現場に行くとなぜ起こったのかがすぐにわかりました。

 神社内は人があふれ、それほど広くない境内には、五芒星のついた魔よけのお守りを買う修学旅行生でかなりの賑わいです。

 神社の社務所であるお守りやお札が売られている場所が一軒。なんと、清明神社のお土産屋は2軒だけしかありません。そして、そのうち1軒は、神社の境内内にある公式お土産屋「桔梗庵」。もう一軒は、鳥居横の参道にある問題のお土産屋なのです。たくさんある店なのに、ここ一軒だけが悪質なのかと思いますが、そうではありません。この道にはお土産屋はぽつんと一軒しかないのです。

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ああ……

 社務所に戻って、巫女さんにお話を伺ってみることにしました。しかし、「公式お土産と公式じゃないお土産があるようですが……」と尋ねても、「あの看板にある通りです」と、いって看板を指差すだけです。

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これでわかれ! という清明神社のスタンスですか

 外にある訴えられたお土産屋は、キャラクターになった安部清明が飾られているので、何も知らない修学旅行生には、キャラクターもののほうが受けそうなのは明白ですが……。一軒だけぽつんと建っている外のお土産屋には、ニュースの影響なのか誰も立ち寄っていません。非公式のお土産屋が神社の隣にあり、中学生には誤解を招くこともありそうですが、冷静に見れば一目瞭然。でも、かといって境内の公式お土産屋にも人は立ち寄っていないので、どっちもどっちのいい勝負のような……。

 結局は、公式・非公式の2軒のお土産屋の問題だけで、ニュースに載っているような大きな騒動にはとても見えませんでした。なんだか別の理由もありそうですが、それはきっと清明の占術で闇に隠されてしまうのかもしれませんね。
(編集部)



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