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会場の『OMEGA ALGEA』

 先日、下北沢『Elegant&Gothic 占館 月光』オープン2周年記念イベント「Club Luna Rossa(赤い月)に行ってきました。……って、これだけではなんのことやらわかりませんね。

 占館『月光』は、下北沢の商店街の一角にある、隠れ家的な占いブティック。コンセプトはズバリ、Elegant&Gothic。店内にはゴス&ロリ系ファッションアイテムやドールがディスプレイされ、魔界に足を踏み入れたような錯覚に陥ります。また『月光』は、在籍する鑑定士のキャラクターがツンツンに立っているのも特徴。タロットをベースに、霊感やカラーセラピーなど、それぞれの得意分野を取り入れた占いを提供する猛者ぞろい。さらには、ビジュアルの点でも抜かりなし、です。

■イベントスタートは午前0時!

 この日のイベントは午前0時スタート、「黒ミサ」と「降霊会」のダブル開催! さまざまなジャンルの個性派占い師が集う『月光』ならではの豪華企画です。しかも、バックアップは東京・秋葉原にあるオカルトショップ『魔術堂』!

 『魔術堂』とは、イケメン魔術師KATORが支配する魔窟です。占術・呪術用品や魔術道具、魔術書などの資料はもちろん、カバラやケルトモチーフのアクセサリー、ゴス系アート雑貨も充実。オンラインショップには常時数千点の商品が掲載され、見ているだけでも楽しめます。クールなスピ系アイテムをひとつひとつ眺めていると、ついポチりたくなるので、魔法にかかりやすい深夜に見るのは避けたほうが無難かも。
 
 そんなわけで、ある意味“最凶”タッグなコラボレーション・イベントが、今宵の「Club Luna Rossa(赤い月)」。月は、相反する事象を象徴します。不実と純潔、母性と狂気……等々。また、真珠や銀のシンボルでもあります。そしてRossa=赤は、血や炎、悪魔、裏切り者……と、不吉な連想を喚起する色。

 おりしも仏滅、深夜の地下クラブで何が起きるのか? 濃すぎるキャラの占術師と魔術師は、迷える子羊たちをどう料理するのか?? 怖がりのくせに好奇心には必ず負ける筆者は、果たして無事に戻れるのか!? 引き返すなら今のうちだ! が、……もう終電がありません。

■「ここにいたか雌豚っ!」

 会場は都内・中野にあるブックカフェダイナー『OMEGA ALGEA』。会場内は意外と明るく、ひとまず安心。それでも、むき出しの天井にぶら下がるシャンデリアや、ほのかな灯りを反射するたくさんの鏡がネオ・ゴシックな雰囲気を醸し出しています。
 
 まず目につくのは、中央の魔方陣と、その正面にしつらえられた祭壇。黒マントのスタッフが「魔法陣に入らないでください!」と注意を呼びかけています。法陣は『月光』店主・Chloeの手描き。黒地に白の、見たこともない文字や模様が並んでいます。祭壇には、「ワンド」「剣」「カップ」「ペンタクル」のタロットエレメントを中心に、黒魔術アイテムがてんこ盛り。すべて『魔術堂』プレゼンツの純正品とのこと。

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「入るな、危険!」の魔方陣。さっき、ちょこっと入っちゃったよ……

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サタンの像を中心に、芒星などのオカルトアイテムが並ぶ祭壇。
聖餐用のパンとワインも用意されています

 ミサ開始の前に、黒マントのスタッフが魔法陣の前であやしげな動きを……と思ったら、儀式前のお清めのようなもの、のようです。助祭をつとめる占い師・稗田おんまゆら曰く、「今宵の黒ミサは、由緒ある魔術書『ソロモンの大いなる鍵』に忠実に行われます。みなさんに災いが起こらぬようにするのが、我々の役目でございます」。なるほど、黒魔術・黒ミサ・降霊会と、あえてタブーを犯し続けるイベントなだけに、危機管理が重要なのですね。

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助祭・稗田おんまゆら氏(左)が、
天使の言語であるエノク語で魔法書を読み上げます

 いよいよ黒ミサ開始! 儀式を執り行うのは、剣を手にした司祭・尚叡、エノク語(天使の言語)とヘブライ語を駆使する助祭・稗田おんまゆら、そして魔術師KATORの3名。司祭の尚叡はビジュアル系占い師だけに、じつにサマになります。そして司祭が剣をかざし、ゲストの中に隠れている生け贄を探し始めます。場内に緊張が走る! 突如、剣がピタリと止まり「ここにいたか雌豚っ!」と、生け贄が引き出され、魔法陣の上に転がされました。

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選ばれた生け贄は、ワインを降りかけられ意識を失い中。
この間、司祭らが魔王を召喚します

 悪魔が召喚されると、邪悪な聖餐の始まりです。「心に願いごとや悩みを持つ者は、並ぶがいい」という呼びかけに応じ、ワインとパンを求める子羊たちが司祭の前に並びます。「願いはかなえられるであろう」と言い切る司祭。うーん、ゆらゆらと立つ生け贄の様子にビビって傍観していたけれど、キッチリ聖体拝領して願いごとをすればよかったかなぁ。

■まったくリラックスできないシャンソンライブ

 黒ミサ終了後の「お清め」がすむと、魔法陣内は立ち入りオーケーに。降霊会が始まる午前3時過ぎまで、サロンタイム&シャンソンライブ。場内には、『月光』所属の占い師にワンショット占いを頼むゲストがチラホラ。目玉スイーツや似顔絵などの販売ブースにも列ができています。今夜のライブはシャンソンだから、たぶんオシャレな感じよね。ちょっと息抜きできるかな? と思ったら、甘かった……。

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スイーツを食べながらシャンソンを聴いて~♪
なんて優雅な気分にはなれない、リアル過ぎる目玉

 シャンソン担当の『蜂鳥姉妹』は、シャンソン歌手・蜂鳥スグルと蜂鳥あみ太のユニット。プラス「狂犬ピアニスト」佐藤真也が繰り広げるライブは、ベッタリまとわりつく「死」のイメージをぬぐえぬままに粛々と進行。ポップスからクラシックまで、カストラートのイメージで展開するスグル、ドスの効いた声とビジュアルで場を凍りつかせるあみ太、そしてひたすら容赦なく絡む精緻なピアノ。ぜんぜん息抜きにならんわ!

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ライブ中の蜂烏スグル。後ろはピアニストの佐藤真也。
気が狂ったような演奏が、これからの降霊会の期待を盛り上げます

 ライブが終わると、先ほど黒ミサを行った3人を中心に、スタッフが降霊会の準備を始めています。司祭の衣裳を脱いだ尚叡は、真剣な表情で赤いタロットカードをチェック中。稗田氏はワンドを手に、なにやらあやしい動きを見せています。いったい何が始まるのか、まったく予想がつきません。(後編に続く
(よいこ)

占館 月光
魔術堂
OMEGA ALGEA






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