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ブタはイメージです

 2年前のサッカーW杯で試合結果を次々と的中させた、ドイツ水族館の占いタコ「パウル君」に続けと、6月のサッカー欧州選手権の試合結果を、ウクライナの占いブタが予言することになったとキエフ市当局が発表した。

 とはいえ、このブタ、「サッカーの秘密を知る超能力ブタ」というふれこみだが、特になんの根拠もないまま、単なる話題作りのために担ぎ出されただけのようだ。

 過去に予言をしたという実績も何もないまま、開幕日の6月8日から毎日、キエフの特設会場で予言が行われるそうだ。ちなみにキエフの名物は豚肉料理。外れが続けばどうなるか……予言ブタでなくとも想像はつく。

 また、パウル君亡き後、ドイツでは、同じく「タコのロジー君」と、「ダックスフントのシシィ君」が、それぞれ欧州カップの勝敗予想をしている。イギリスでは「ラマのニコラス君」が、FAカップ優勝チームを的中させている。

 タコ、ブタ、犬、ラマ……。動物を使った占いは、なにも今に始まったことではない。歴史をさかのぼれば、はるか昔から動物が神聖な占いに関わっていた記録がある。

 古代ヨーロッパのローマ時代、ゲルマン民族の小国家では、神聖な白馬が飼われていた。この白馬のいななきと鼻息で、司祭が国の未来を占っていたのだ。そして、この馬は。神の意を伝えるために大切にされ、荷役や乗馬など。人間界の用役は免除されていた。また、鳥の飛び方や鳴き声で吉凶を占うこともあったというが、その詳しい占い方法は現代には伝わっていない。

 しかし今、新たに動物の予知能力を真剣に研究していこうという動きもある。5月24日の朝日新聞デジタルによると、5月23日、高知県須崎市は「市南海地震津波対策検討会」で、巨大地震の前兆現象の本格調査への着手を決定した。そしてその“前兆現象”には、「動物の異常行動」も含まれているとのこと。

 いずれ、動物の予知や占いの学術的な研究報告がまとまる日がくるかもしれない。それまでは、欧州選手権を楽しみながら、占いブタ君の活躍に期待することにしよう。

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■高橋桐矢(たかはしきりや)
占い師兼作家。猫をこよなく愛す。著書『占い師入門』『はじめてのルーン&パワーストーン組み合わせ入門』(ともに雷鳥社)。監修占いサイト『ルノルマンカード』。
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