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『秘伝ノストラダムス・コード―逆転の世界史』
(海竜社)

――いつの時代も世間をにぎわす“終末思想”。今年は、マヤ文明の暦が2012年12月23日で終わっていることから、「2012年マヤ暦滅亡論」が話題となっています。しかし、「○月○日世界が滅亡する」ということは知っていても、なぜそう言われているのかを知っている人は少ないはず。そんな人のために、世間で話題となった“終末思想”を振り返ってみましょう。

 大予言者として真っ先に思い浮かぶのが、ノストラダムスではないでしょうか?

 1973年に出版されたベストセラー『ノストラダムスの大予言』(祥伝社/五島勉著)に「1999年人類は滅亡する!」というショッキングな内容が記載されていたため、1970年代から「第一次ノストラダムスブーム」が巻き起こりました。当時は本気で 1999年に人類は絶滅すると思っていた人も多くいたのです。
 では、大予言者ノストラダムスとは、いったい何者だったのでしょうか?

■ノストラダムスとは何者か?
 
 ミシェル・ド・ノストラダムス(1503~1566年)は、フランスのプロヴァンス地方に生まれたユダヤ人。

 ノストラダムスの本業は医師でした。彼はヨーロッパで蔓延していたペスト撲滅に奔走し、多くの人々の命を救った奇跡の名医として人気がありました。他にも詩人、料理研究家、占星術師などの肩書きがあり、その才能は多岐に渡ります。

 ある日、ノストラダムスは人里離れた荒野で一人静かに祈っていた時、神からの啓示を受けて予言者としての使命があることに目覚めたのでした。その後、ノストラダムスは、占星術の知識を生かし天体の運行を見ながら時代を推測し、神より授かった未来のビジョンを見通す力により予言したと言われています。

 やがて、ノストラダムスは医師として活躍するかたわら『ノストラダムス予言集』を執筆しました。奇跡を起こす医師として病を治し、人々の未来や運命を当て、各地の天災を予知する不思議な能力を持つことですでに有名人だったノストラダムスの『予言集』は発売後、すぐにフランス国内でベストセラーとなりました 。そして、フランス国王アンリ二世の事故死の予言を的中させたことにより、ノストラダムスはその名をヨーロッパ中に知らしめることとなったのです。

■第一次ノストラダムスブーム「1999年人類滅亡!」

 ノストラダムスは、ナポレオンの誕生、第一次世界大戦、第二次世界大戦、ヒトラーの出現、ケネディ暗殺など、歴史上の大事件を予言し、的中させてきたと言われています。彼は、四行詩という独特の表現方法で予言を記しました。数ある予言のなかでも特に有名なのがこの予言でしょう。

1999年の7の月
天から恐怖の大王が降ってくる
アンゴルモアの大王をよみがえらせ
その前後の期間 マルス(火星)は幸福の名のもとに君臨するだろう 
『予言集』 X-72

 
 予言の不吉な内容から1999年7月に人類は滅亡すると世間では騒がれ、「恐怖の大王」の正体をめぐって、天変地異、人工衛星墜落、小惑星衝突、コンピュータ暴走、宇宙人襲来、世界戦争勃発……などなど、さまざまな解釈が飛び交ったのでした。

 しかし実際には1999年に人類は滅亡することもなければ、破局的な大事件も起こらなかったので、恐怖の予言は外れたものと思われました。



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