沖縄はパワースポットのメッカといっても過言でありません。あちこちに御嶽(うたき)と呼ばれる神殿がありますが、那覇の中心地から遠いのが難点。ところが意外な場所に、パワースポットを発見したのです。

okinawa001.jpg
沖縄に降り立ってすぐにパワースポットを発見できます

 国際通りから歩くこと10分。沖縄の各地に行くための路線バスや高速バスなどの発着地・那覇のバスターミナルの中。閑散としていて、どこにそれが? と思わせる場所に、そのパワースポットがありました。

okinawa002.jpg
存在感のある岩からはパワーが溢れています


 それが、バスターミナル構内にある「仲島の大石(なかしまのうふいし)」です。陸橋にはさまれて、こんなところになんであるのだろうか? と思う場所からパワーが漏れ出しているのがわかります。

 仲島の大石は、かつてここが海だったときに、現在の那覇市久米(昔の久米村)で縁起がよい岩として大切にされてきました。バスターミナル付近は明治時代に海が埋めたてられた場所ですが、それ以前、村の人達は「文筆峰」と呼び、球陽八景「仲島蕉園」にも描かれたほどの名勝だったそうです。また、戦前までこのあたりは潟と呼ばれ、大石を望むその潟には、「前之浜(めーぬはま)」と呼ばれた遊泳場があり、この地には歓楽街もあったといいます。

 「仲島の大石」は沖縄県指定天然記念物でもあるのに、橋にはさまれて窮屈そうな場所にあります。しかしそれは、かつて潟にあったままの場所を一歩も動かされていないから。これはこの地にとって動かしがたい聖地であったことがうかがい知れますね。約6m、周囲は18mから25mの岩からアコウなどの植物が生え育った姿を拝見するだけでも十分パワーをもらえます。

 ちなみに、ここにはよく見る赤い鳥居が置かれていますが、沖縄にはもともと本土のような神社の信仰はありませんでした。明治時代に本土からの影響で置かれたものなので、沖縄のパワーはここにはありません。鳥居の裏手にある電話ボックスのすぐ横にある石の香炉が本来の拝殿所ですので、こちらに手をあわせておきましょう。

 那覇の市場通りや国際通りの近くなので立ち寄ったときには、ぜひ足を伸ばしたい場所ですね。
(樫原叔子)



【検索ワード】  ・  ・ 



オフィシャルアカウント&モバイル
  • twitter
  • facebook
  • RSS
  • モバイル用
  

ハピズムをBookmarkする