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「ゆほびか」4月号(マキノ出版)

 「ゆほびか」(マキノ出版)の今月号は、「女性ホルモン特集」。表紙だけみると、健康雑誌さながらな文字のならびに、今回レビューを見送ろうかと思ったほどです。年末年始に「お金に好かれる財布」「ツキを呼ぶ掃除力」やら、催眠療法が自宅でできる「免疫力を高めて病気を癒すCD」など、開運・スピ系の特集を組んだ反動でしょうか? 開運特集の"ゆほびりあん"(「ゆほびか」愛読者)の体験談が毎号の楽しみだったのに、今月号はそれを読むことができるのでしょうか。不安を抱きつつ、さっそく中身を見ていきましょう。

<トピック>
◎「女性ホルモンで"幸せ女子力"超アップ」
◎「超高精度の性格診断"エニアグラム"
◎特別付録「心を"空っぽ"にする瞑想CD」

■渾身のセミヌードに修正が!

 健康雑誌特集全開の「ゆほびか」。ページをめくると、なんと、どーんと見開きでセミヌードの武田久美子が登場です! これ、女性ホルモン特集外ですから。黒のミニスカート1枚の姿で、黒革のソファの上に寝そべっています。美しいボディラインの彼女も43歳。プレ更年期世代です。「主治医の先生とは、45歳になったら閉経していてもしていなくても、毎年ホルモン値を測っていこうとお話しています」と、更年期に向けての準備は万端のようです。

 そして、毎日の生活も更年期対策ばっちり。朝起きたらまず、身体の通りをよくするように1杯の水を飲み、その後、コーヒー、フルーツジュースを飲むそう。「ビタミCが豊富なグレープフルーツや、子宮をきれいにすると言われるクランベリージュースは冷蔵庫に常備しています」「朝食は、抗酸化作用のあるベリーを乗せたノンファットのブレーンヨーグルトとたんぱく質補給にゆで卵を1個。閉経後は骨粗しょう症になりやすいそうなので、今からカルシウムと摂っておきたいんです」と、これからやってくる"閉経"というものに対して食からアプローチ。昼食には「体のさび」を防ぐためにポリフェノールが豊富な「赤い食材」を積極的に摂り、夕食はたんぱく質をしっかり摂るため肉や魚をメインにサラダとごはんが定番だとか。もはや、更年期への準備というよりも、おびえとしか思えない徹底ぶり。

 また、娘がバレエを習い始めたのをきっかけに、自分もバレエを始め、かれこれ5年、週5日間ペースで通っているとのこと。このバレエとワークアウトのおかげで、「えぐれるくらい腹筋がつきました」と語っていますが、渾身のセミヌードはうつぶせのため、その腹筋は拝めませんでした。そのかわり、バストの膨らみはしっかり拝めるのですが、撮影で乳首が写ってしまったのか、バストトップに謎のもやが......。これは編集部の自己規制? 

■中井貴一×Doveでどうでしょう?

 武田久美子にかなりの文字数をとってしまいましたが、ここからが本番の大特集「『女性ホルモン』で"幸せ女子力"超アップ」です。骨盤調整、プルーン紅茶、ちつトレと、女性週刊誌でよくみるラインナップで目新しさがありませんが、ゆほびりあんの体験談はあいかわらずぶっとんでいます。

 椎間板ヘルニアにかかった経験がある55歳の主婦が「骨盤微調整ダイエット」を行ったところ、「食事制限なしに1年半で10kgもやせ体はポカポカで更年期症状もまったくなし!」、出産後に体調が変わり、生理痛が悪化した47歳のパート勤務の人が「プルーン紅茶」を毎日飲んでいたら「起き上がれないほどの生理痛が鎮痛剤要らずに!」と、本当かよっ!? とつっこまずにはいられません。こんなに効果絶大なら、今後のミキプルーンのCMは「Dove」のCMのように読者体験談仕立てにして、ミスターミキプルーン・中井貴一に話を聞いてもらうというのはどうでしょう? 中井貴一会いたさに、さらなるぶっとび体験談が寄せられるかもしれませんよ。

 今月号は、女性ホルモン特集に持ってかれた感が強く、「ゆほびか」の健康雑誌らしさを実感できました。しかし、このまま健康雑誌を全面に出されては、ここで紹介する意味が......とおそるおそる次号予告をみると、「最強版 秘伝気功DVD」「空海の姓名判断」など、健康雑誌臭控えめのラインナップに! 心待ちにしたいと思います。
(田中優子)



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