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下手な文章は読みたくないですもんね

 ウェブや携帯の占い鑑定コンテンツが人気だ。自宅にいながら有名占い師に鑑定してもらえる手軽さとリアル感がうけている。そんな占いコンテンツとはどのように作られているのだろうか。

「占い師自身がプログラム作成から文章まで手掛けている場合もあれば、『監修占い師○○』という名前だけで中身にはほとんどノータッチの場合など、さまざまなパターンがあります。なかでもコンテンツの出来不出来を決定するのが文章を書くライターです」」(占いビジネス事情通)

 占いコンテンツ制作には、占い師だけでなく、プログラマー、デザイナー、イラストレーター、ライターなど多くのスタッフが関わっている。もちろん、占い師自身も文章を書く。だが、コンテンツによっては、リリースするまでの1カ月に、原稿用紙にして約2,000枚の文章を用意するという。当然、占い師ひとりで書くのは物理的に不可能だ。

 なかには、監修をする占い師が回答文の内容やキーワードを決め、ライターが書き、占い師が目を通すという一連の分業作業で作り上げていくものもある。マンガの分業形式、有名漫画家や大御所漫画家が行っているプロダクション制に近いと思ってもらえば分かりやすいだろう。

 その際、占い師の占いの精度がどんなに高くても、ライターの文章がまずければ読み手には伝わらない。監修占い師の占い結果を受け取り、200字、300字という限られた文章内で、的確に、かつわかりやすい文章を書く能力が占いライターには求められるのだ。

 前記の占いビジネスに詳しい人物は、「ヒットする占いコンテンツの裏方には、腕のいい占いライターがいる」と語る。その場合、占いライター=占い師の卵である場合も少なくない。

「腕のいい占いライターはいずれ独立して占い師になることもあります。今、活躍している占い師が、昔、有名大御所占い師の書籍を書いていたなどという話はよく知られています」(同上)

 マンガのプロダクションのアシスタントで、その後独立し今では有名なマンガ家になっているというのもよくある話だ。

「人気占い師の元には若手占い師や占いライターが集まってくるので、必然的に文章の質も高くなります」(同上)

 そのため、占い回答文の良し悪しで、占い師の本当の人気度を見分けることができる。回答文の当たり外れ以前に、何を言っているのか意味不明だったら、その程度のライターしか集められない占い師の占いはおそらく外れる。逆に、的確かつわかりやすく、心にぐっとしみ込んでくるような文章の回答文だったら、その占い結果は当たる可能性が高い。

 すべてのコンテンツに占いライターがついているというわけではない。占い師が鑑定をし、自らが原稿を書く場合ももちろんある。ただ、対面鑑定のように直接占い師の言葉が聞けないウェブや携帯の占いコンテンツでは、いかに文章でユーザーの心をつかむかが必至になってくる。占いの腕はいいけれど文章力はイマイチでは、ヒットコンテンツに結びつかない。占いコンテンツとして成功を得るためには、占い師は鑑定力以上に文章力を上げるか、腕のいい占いライターをそろえることが必要不可欠なのだ。



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