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 プロの占い師と名乗っている人の中で、ひとつの占術しか使えないという人はまずいない。プロフィールを見ると複数の占術が書かれているし、西洋占星術家、風水師、という肩書きで活動していても、実際に占ってもらうと、白黒つけたい相談ごとではタロットを使ったりするし、タロット占い師と名乗っていても、鑑定を始める前にホロスコープは四柱推命からその人の全体をみることもある。

 なぜ、占い師はメインの占術以外にも、ほかの占術を習得する必要があるのだろうか?

「ひとつの占術では、結果がうすっぺらいものになってしまうことが、ままあります。特にタロット占いは、カードの絵の意味と解釈を知っていれば占い師でなくても占うことができ、趣味でタロットをやっている人からしたら説得力に欠けることもあるのです」(某占い師)

 また、複数の占術を持つメリットは、鑑定結果だけではない。占い師のギャラにダイレクトにつながっているのだ。

「今は独学で占いを勉強して、プロとして開業している占い師はたくさんいますが、昔は、風水は先生のところに弟子入りしないと教えてもらうことができませんでした。そのため、占い師でも『風水師』と名乗ることでギャラが高くなることもありました」(同占い師)

 大手の占いの館の占い師募集のページでは、命術、卜術それぞれできることを必須にしており、複数の占術を使うことができなければ、占い師としてデビューすることもできないのだ。

「占術をいくつか持っていると、複数の占術を掛け合わせて、多角的にその人について鑑定することができます。ひとつの占術だと、『この人は○○が弱い』と出た場合、それを伝えることしかできません。しかし、複数の占術を使えば、どう弱いのか、その弱さはその人の人生に大きな影響を与えるものなのか、といったことがみえ、具体的にアドバイスでき、その結果、よく当たる占い師と言われることになります」(同占い師)

 占術を多く持てば持つほど、相談者の悩みに対してのアプローチ方法が増え、解決方法をみつけやすくなる。つまり、当たる占い師に近づけるということだ。

 個人で占い師として活動するにしても、どこかに所属するにしても、占いの集客の多くは"口コミ"だ。当たると評判になれば、客もたくさん入り、収入も上がる。また、具体的なアドバイスがほしい相談者からすると、ひとつしか占術をもっていない占い師に鑑定をお願いすることはないのかもしれない。全部の占術をマスターする必要はない。しかし、占い師として食べていくためには、少なくとも2〜3の占術を身につけることが必須になるのは間違いないだろう。



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