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Photo By miko.kagura From Flickr

――神社に参拝するときは、何よりも失礼がないようにするのがご利益への第一歩。ただ、参拝のルールやしきたりは意外と知らなかったり、年中行事の多くが神社と深くかかわっている、なんてこともあまり知られていなかったりします。神社について知っているようで知らないことを、神主さんや神職者の方に教えていただきましょう。

【第15回 お寺と神社、神主と巫女違い】

■檀家制度と氏子制度

 いわゆるお寺には「檀家」という制度があります。檀家とは、布施などの経済的援助を持続して行い、特定の寺院に所属する家のことで、お寺はその家の葬式・法事などを行います。同じように、神社には「氏子」がいます。本来は氏神を祭っていた氏族の子孫の意味でしたが、時代が移るにつれ氏神を祭る地域に住む人が神社を参拝するようになり、共同の祖先神をまつる人々を「氏子」と呼ぶようになりました。

 「氏子」は、その神社の周辺に住み、お参りしていれば誰でもなれますが、一般的に、誕生や転居等の際、「氏子入り」という儀式を経てなるとされてきました。「お宮参り」をもってこの儀式と代えることも多いそうです。最近では氏子の募集を広く行っており、「崇敬会」という会員組織に入会することも可能です。

 また、氏子が参加する代表的行事といえば毎年の例祭ですが、この祭りを宮司とともに取り仕切るのが「氏子総代(うじこそうだい)」です。

 氏子総代は、神社の祭礼にあたって神職に協力したり、氏子や参拝者のお世話をしたりすることもあります。氏子のうちの徳望が篤い人物の中から宮司が選任することとなっている場合が多いようです。

 神輿が有名な神田明神の氏子地域は広範囲に渡り、日本橋人形町まで神田明神の氏子地域に当たります。氏子にはお祭りのはっぴが支給され、神輿を迎えるそうです。

■巫女になるのに資格はいらない

 神主は、神社の中では「宮司(ぐうじ)」と呼ばれます。一般的には神主とほぼ同様の意味ですが、神主という言い方は通称で、権宮司(ごんぐうじ)・祢宜(ねぎ)などをおく神社では「宮司」が最も高い地位になります。

 女性の宮司を「巫女(みこ)」と呼びますが、巫女は神社に勤務して、神職の補助や神事における神楽・舞を奉仕する女性のことをいいます。年末年始は、アルバイト巫女を募集していることからもわかるように、「巫女」を名乗るのに免許や資格はありません。

 東京都千代田区にある神田明神では、「巫女さん入門講座」を開催しており、毎年盛況だそうです。今年は、もう締め切ってしまいましたが、来年はぜひトライしたいですね。
(樫原叔子)

■神主が教えるスピリチュアルトリビア・バックナンバー
【第1回 鳥居のくぐり方】
【第2回 手水、神前の作法】
【第3回 心霊写真の対処方法】
【第4回 お札と神棚の祀り方】
【第5回 参拝時の服装】
【第6回 御朱印】
【第7回 神様とご利益の関係】
【第8回 秋のお祭り】
【第9回 神主になる方法】
【第10回 神主の生活】
【第11回 お札を取り替えるタイミング】
【第12回 おさがりと直会】
【第13回 暦でいうと、来年はどんな年?】
【第14回 歌会始】



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