tokei.jpg
Photo By JackARobinson Flickr

 「なんかモヤモヤする〜」「もうどうしていいか分からないから、占い師に教えてもらいたい!」「友達が当たると評判の占い師をたまたま紹介したくれたから行ってみようかな」。悩んでいる人はもちろん、ちょっと行ってみたいという好奇心だけでも訪れることができる占い。

 ところが、お目当ての占い師を予約しても、当日、寝坊して準備に手間取ったり、仕事でトラブルが起きたり、電車が遅れたり道に迷ってしまったりして鑑定に遅刻、あるいはやむなくキャンセルしなければならなくなった、なんてこと、あなたにも経験があるのではないだろうか?

 西洋占星術占い師歴20年でありながら、心理カウンセラーとしての資格も持つL先生によると、そこに相談者の悩みに対する姿勢が表れているという。遅刻したり、当日キャンセルすることになるのは、相談しようと思っていた内容に対して葛藤していることが多いのだそうだ。

 相談内容に葛藤があるというのは、「悩みを解決したい」と望む一方で、「本当は解決したくない」という矛盾した思いがあるそうだ。悩みを解決したいと思うことはあっても「解決したくない」なんてこと、あるのだろうか?

「悩みがあって苦しい状態の方が、その人にとってメリットがある場合、無意識では解決したくないと思っているか、解決しないようにしていることが多いんです」(L先生)

 たとえぱ、健康上は何の問題もないのに、年中体調が悪い人。自律神経のバランスの崩れや精神疾患でなければ、本人がその体調不良を無意識に起こしている場合があるのだという。体調が悪いと、誰かに心配してもらえたり、かまってもらえたり、やらなければならないことをやらないですんだりする。体調を崩すことで得られるメリットを手放せないため、あえて健康にならないようにするのだとか。

 子どもの頃、朝起きたらお腹が痛くて学校を休んだのに、ものの一時間でパタリと治ってしまい、お母さんに不審がられた、なんて経験、誰にでもあるのではないだろうか。「学校に行きたくない。親にもっとかまってもらいたい」という気持ちが、腹痛を起こしていたのと似ているかもしれない。

「その場所に行かなければならないのにたどりつけないのは、簡単に言うと、その人の中に占いに対する依存心や抵抗があり、それを良しと思っていないんです。自分で解決しないといけないと無意識に分かっているのに、占いを頼ってしまう自分に対する抵抗ですね」(L先生)
 
 その葛藤がブレーキとなって、遅刻したりキャンセルしたりといった行動に表れてしまうのだという。そして、依存心が強い状態で占いに行くと、せっかく解決策を教えてもらっても受け入れられなかったり、占い師に依存心を指摘されてズドンと落込んでしまったりと、効果的な鑑定結果が得られなくなってしまうのだ。

 占いの予約を入れた後に、日常生活がなんだかバタバタと乱れてしまったら、「本当は占いで何を聞きたいのか?」と、自分自身を振り返って考えてみる時間を作ってみるといいだろう。そうすることで、満足いく鑑定を受けることができる。

 そして、占いに限らず、人との約束に遅れたりキャンセルしたりしてしまうことが多い時は、恐縮しすぎたり開き直ったりするのではなく、「自分の中に相反する葛藤があるんだな」と、自身の心の状態を振り返ってみるといいかもしれない。
(丸山桜奈)



【検索ワード】 



オフィシャルアカウント&モバイル
  • twitter
  • facebook
  • RSS
  • モバイル用
  

ハピズムをBookmarkする