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『徹底検証「橋下主義(ハシモトイズム)」
─自治体革命への道』(梧桐書院)

――顔はその人の本質を表し、真実を宿す場所。顔面評論家で知られる池袋絵意知先生に、話題の芸能人の"顔"から、テレビだけでは分からないホントの姿を検証してもらいます。

■今回のターゲット
橋下徹

 大阪府知事・市長選にダブル当選した橋下徹が率いる「大阪維新の会」。民主党、自民党、共産党を敵に回して勝利した橋下氏は、2008年に大阪府知事として登場した際には、そのカリスマ性から「若い小泉」と呼ばれ話題をさらった。「今の日本の政治で一番重要なのは独裁」と言った過激な発言から「独裁」のイメージが定着しているが、果たして本当にそうなのだろうか?

 大阪府民だけでなく全国が注目した今回のダブル選。地元大阪では前大阪府知事の橋下氏と現職の平松邦夫氏の一騎打ちとなった大阪市長選の話題ばかりで、私もちょうど選挙の2週間前、11月14日発行のスポーツニッポン大阪版で「橋下氏、6対4で有利」と占った。結果は橋下氏の75万813票に対して、平松氏は52万2,641票。ズバリ当てたことを全国の皆さんに報告したところで、橋下氏の顔相を見ていこう。

 まず、橋下氏は政治家としては非常に珍しい顔をしている。政治家には洋の東西を問わず、アゴが角張った正方形やホームベース型に近い輪郭の人が多い。過去に顔学で有名な、東京大学工学部電子情報工学科 原島・苗村研究室が作成した政治家の平均顔もそうだった。この顔相は意志の強さや厳格さを表す。今回、橋下氏の対抗馬となった平松氏は政治家に多い輪郭をしていた。それに対して、橋下氏は見事な丸顔。太ることで丸顔になることは男も女もあるが、橋下氏は標準的な体重にもかかわらず丸い。丸顔は、おおらか、楽天的、社交的といった性格を表し、親しみやすくコミュニケーション能力も高いため、職業では接客業、営業職、販売職に向き、実際、個人商店を営む人に多い輪郭だ。つまり、橋下氏の顔は、"商人の街・大阪"の人たちにとって、親近感を感じる顔なのである。

 さらに橋下氏は、髪型も政治家には珍しいスタイルをしている。輪郭と髪型のフレームだけを見ても、古今東西こんな顔相をした政治家はいない。眉はかろうじて見え隠れするが、前髪を下ろして額を隠しているのは政治家としては特異な髪型。これは「自分をオープンにしたくない気持ちの表れ」だ。政治家に転身する前の弁護士タレント時代、髪はボリュームのあるくしゃくしゃパーマの茶髪で、色つきレンズの眼鏡をかけていた。サングラスや色つきメガネをかけている人は「自分の心理を隠したがる人」。色つきメガネは政治家にはあり得ないにしても、弁護士タレント時代のトレードマークとも言える眼鏡を外すことで、弁護士の知的なイメージも同時に外し、庶民からの印象をより親しみやすくした点は、さすがのセルフプロデュース力だと思う。

 輪郭の形は商人顔の橋下氏だが、中のパーツは違う。どのパーツも比較的標準に近い大きさと配置をしており、目と目の間がちょっと広いところくらいしか特徴がない中、目があまりにも独特なのだ。「目は心の窓」と言われるように、その人の本心が表れる。目は顔を見る上で最も重要なパーツ。橋下氏の目は、笑顔も怒り顔もどれも芝居がかっていて、本心をより強調したような目をしている。また、細い目にもかかわらず、黒目が上にあり白目の下側がよく見える三白眼なのも特徴的。良く言えば肝が据わっていて何事にも動じない強さがあるのだが、悪く言えば残忍で、やる時は非情になって徹底的にやるタイプだ。

 とはいえ、「橋本徹は独裁者か?」と問われれば答えは「NO!」だ。アドルフ・ヒトラーのように眉と目の間隔、目と目の間隔が狭くて威圧的な目、尖った耳といった条件がそろえばその可能性も出てくるが、橋下氏は1つもその要素がない。橋下氏の場合は、輪郭、髪型を含めて、むしろ子どもっぽい性格の顔相。それがムキになって週刊誌とやり合ったり、追いつめられた時に開き直るといった行動に出ているのだろう。

 人の性格には一長一短があって、その性格が場面によって有利に働くこともあれば、不利になるケースもある。橋下氏には日本の悪い政治家顔である眉間のシワ、口角下がりの2つがない。それだけでも、今までの政治家よりは期待ができるはずだ。

■池袋絵意知(いけぶくろ・えいち)
観相家、顔研究家、顔面評論家。著書に『最強モテ顔講座』(オークラ出版)、『顔相恋占い』(池田書店)、『あなたは何顔美人?』(WAVE出版)など。
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