――本当に当たる占い師はどこに......? 恋と仕事と人生のはざまでさまよう独身アラフォー女・カシハラが、導きを与えてくれる占い師を求めて、さまざまな占いを渡り歩きます。 

 当たる占い師をめぐる旅、今回は「ユタ」をたずねてみました。ユタとは、沖縄本島や奄美諸島に古来から存在する民間のシャーマンのことです。ネットで検索すると、東京近郊にはどうやら二人のユタを名乗る男性がいるようですが、そのうちの一人はセクハラで評判の男のよう。そんな面倒な人には関わりたくないので、消去法で東京の外れにいるというユタ・Hさんに会いに行くことにしました。

■部屋に入ったとたん頭痛が!

 沖縄の人いわく、沖縄現地で本土の人がユタに占ってもらうのは非常に困難なのだそう。なぜかというと、ネットにも電話帳にも載っておらず、誰かの紹介でないと見つけられない存在だといいます。そんな希少価値の高いユタ、今回訪れるHさんは、東京だから見つかったということなのでしょうか。

 埼京線の駅を降りて、指定された場所へと向かいます。ここはオヤジたちが集う飲み屋の街として有名ですが、ユタのいる場所は飲み屋街とは反対方向。閑散とした道を歩き、ユタのいる場所を目指します。

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関東近郊のユタは閑静なマンション住まい

 たどり着いたのはとあるマンションの一室。室内はこぎれいで、クリスタルボウルのCDが流れ、パワーストーンなどが並んでいます。しかし部屋に入った途端、後頭部にズシンとした鈍い痛みが走ったのです! 今までタロットから霊的占いまで、いろいろな占いに行きましたが、こんなことは初めて。なんなの、この痛み!?

 謎の痛みに襲われているカシハラの前に、沖縄風のシャツを着たHさんが登場。ユタの説明から始まりました。

 「ユタは占い師ではありません。そのため、占いよりも現実的な話をします。なぜ恋人が現れないのか分析し、具体的な方法を提示します」

 なんと、ユタは占いではないと。でも。現実的な方法を教えてくれるのは楽しみです。ただ、こちらから何も言っていないのに、恋愛・結婚相談だと思われているのが、かなり心外なのですが......。

 Hさんはカシハラから名前と家族構成を聞くと、YES NOチャートのようなものを書いていきます。

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これでカシハラの未来が具体的に分かるのか?

 「私が感じたままを書いていきます。右に行くのか? 左に行くのか? と方向をつかんでいくような感じですね。答えがつかめないときは、なぜつかめないのかをさらに書きながら探っていきます」

 こんなにはっきりした二択方式の占いは初めてかもしれません。かなり具体的なことが聞けると期待値は上がります。

■外資系のパーティーに行け!!

 しばらく何かを見ていたHさん。そして「バシッと男性の姿が見えてこない」と一言。ああ、またですか......。カシハラの男っ気なしは相変わらずのようです。部屋に入ったときからの頭痛もずっと続いていて、治まる気配がありません。

 突然Hさんが「ずっと日本に住んでいますか?」と聞いてきました。もちろんずっと日本に住んでいると答えると、「あなたが部屋に入ってきてから、ずっと頭に海外の文字が浮かんで離れない。このままずっと日本にいる気がしないのです」と言うのです。確かに、将来は海外移住でもしようかと思っていることも確かですが、具体的な話でもないし......。「仕事は海外とは関係ない?」と聞かれるも、仕事上ではまったく関係がないと答えると、Hさんは思い立ったように「じゃあ、この年末はどんどん外資系のパーティに行ってください!」と言うのです。

 が、外資系? 海外イコール外資系っていうのが、あまりにも短絡すぎ。日本人の男性と一緒に海外に移住するっていう可能性はないですか? と突っ込んでみましたが、あくまで返事は、「外資系のパーティーに行ってください」の一本槍。そして、「カシハラさんの仕事は海外と関係ないのに、なぜかずっと海外が見えます。出会う男性が仕事とリンクしていないようなので、仕事でその男性に出会うことはないですね」と続けます。

 まあ、カシハラの年齢的にも恋人を日本人に限定するのではなく、外人も視野に入れて手広く行くしかないっていうのは事実かもしれません。寺島しのぶみたいにフランス人もいいかも。外人はそれほど若さも要求しないといいますし。

 そんなことを思っている間も頭痛は続き、Hさんは「外資系のパーティー情報を得ることができますか?」と、外資系を猛プッシュ。まだ言うのか......とあきれながら、「とりあえず、外人のいるパーティーに行けばいいんですよね?」と聞き返すと、ちょっとカチンときたのか「私の言っていることを無視したければ日本人のパーティーに行けばいい。ユタの言葉の使い方は、ユタの言ったことを無視するかしないかの違いだけです。現状を変化させたくなければ、無視すればいい」とぶっきらぼうなお答えが返ってきました。

 う~ん、そうですか。日本にこれといってこだわりがあるわけでもないので、別に恋人が外人でも、外国暮らしでも、何でもいいんですけどねぇ。このご時勢ですし、この際、海外脱出はアリと考えましょうか。

 最後にHさんは、「今日から1年間プライベートを重視して行動を少し変えると、恋人になる相手に出会います。そして、この先の見える方向には海外があります」と海外推しで、とりあえず時間は終了。ユタの言葉を使うか使わないかは自分次第だそうなので、それはそれとして、使う時がきたら使わせていただきます。

 帰り間際にも、「外資系のパーティーに出席してください。近いうち運命が変わるかもしれないですから」と、また言われてしまいました。特に外人好きでもないので、出会いがあると言われてもうれしくもなんともないですが。

 そして部屋のドアを閉めた途端、ずっと続いていた後頭部の鈍痛がなくなったのです! やはりカシハラは海外と交信しているってこと? それともHさんのパワーが強すぎたのでしょうか?  

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飲み屋街で一人、一杯ひかっけてる時点で男運がないのかも

 「外資系」という具体的な回答はもらえたものの、何を聞いてもそれの一点張りだったユタのHさん。なんだか消化不良。もうここまで来たら『孤独のグルメ』(扶桑社)に出ていたオヤジ居酒屋で一杯飲んで帰るしかありません。でも、そこには外資系はいないだろうなぁ......。
(カシハラ@姐御)



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