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恋多き女は宗教もひとつに決められないのです

 キュートで魅力的な笑顔がトレードマークとなっている女優のケイト・ハドソン。今年に入り、イギリスのバンド「MUSE」のリーダー、マシュー・ベラミーと婚約し、7月に彼の子どもを出産。仕事では、不治の病に侵されたヒロイン役を演じた新作映画『私だけのハッピー・エンディング』(日本公開は12月17日)も好評で、公私に渡り充実した日々を送っている。

 ケイトの母親は、アカデミー助演女優賞とゴールデン・グローブ賞助演女優賞に輝いたことがあるハリウッドの大御所女優のゴールディ・ホーン。父親はイタリア系の歌手だが、彼女が幼い時に2人は離婚。その後、ゴールディと事実婚状態となった俳優のカート・ラッセルのことをケイトは父親として認め、今なお慕い続けている。

 有名人の親を持つ二世たちの中には、「親は仕事に忙しく寂しい子ども時代を送った」「何をしても○○の子どもだからと言われ自分の才能を認めてもらえない」「とにかくプレッシャー」などと発言する者が少なくないが、ケイトは例外である。彼女は「母はとっても偉大で美しい女性。彼女と私を関連づけるメディア報道は、私にとっては最高の褒め言葉なの。この上なく光栄に感じるわ。だって、私のマミーなのよ!」と述べており、2人はハリウッド屈指の仲良し母娘として知られている。

 「最も理想的に育ったハリウッドスターの子どもだ」といわれるケイトだが、彼女がここまで素直に育ったのは、幼い頃から受けていた、母・ゴールディとカートによるスピリチュアル・ガイダンスの賜物だともいえるだろう。

 毎年のようにインドを訪問するほどの熱心な仏教徒であるゴールディには、ハンガリー系ユダヤ人の血が流れており、「ユダヤ人が信仰する宗教も生活の中に取り入れ子どもたちに伝承してきた」とのこと。一方、カートは仏教徒でもユダヤ教信者でもなく、無宗教に近い自然を愛する懐の大きな男性。ケイトは2人から、「厚い信仰心」「世代に引き継がれていく信仰・風習」「信仰の自由」を学び、自分の心が動くままにそれらを取り入れ、独特のスピリチュアル価値観を確立したのだ。

 ケイトは自らのことを「Jew-Bu」だと公表している。これは仏教にユダヤ教との相違点を見つけ、両方の宗教を信仰する者のことだが、ケイトの場合、比較的仏教寄りだといわれている。

 例えば、ケイトは仏教の延長線上としてゴールディから勧められた、瞑想とヨガで心の安らぎを得ている。また、彼女はパワーストーンを身につけていることが多く、きっかけは仏教に心酔するゴールディからプレゼントされたハートの形のローズクォーツだそう。「あるクリスマスの日に、母からクリスタルをプレゼントしてもらったの。母は不思議なエネルギーを持つストーンにとても詳しいのよ」とコメントしている。パワーストーン好きが高じて、ケイトは宝石全般に興味を持つようになり、今年夏にはクロムハーツとコラボーレーションした「CH+KH」というジュエリーラインを設立。斬新でゴージャスなデザインだと高い評価を得ている。

 また、ストーンといえば、2009年に交際していたアレックス・ロドリゲス選手が所属するNYヤンキースの試合を観戦する際には、必ず数珠を持参することで知られていた。そのおかげか、ケイトが応援に駆けつける試合はほとんどが勝っており、当時はアレックスも仏教徒になることを真剣に検討していると伝えられた。ゴールディも「アレックスが仏教徒になったら娘と結婚してもいいわ」と述べ、2人の恋愛が仏教を通して深まることを祝福したが、数カ月で2人は破局してしまった。

 仏教色が強く、ユダヤ教色はあまり見えてこないケイトだが、ユダヤ教の教えは、最初の夫で2000年に結婚したミュージシャンのクリス・ロビンソンとの間にもうけた長男・ライダーの育児に反映されている。ライダーは幼児期、長く美しいブロンドヘアの持ち主として世間を虜にしてきたが、ケイトは「息子の髪を切らないのは、ユダヤ教のしきたりに乗っ取っているから」と説明。「ユダヤ人は子どもが3歳になるまで髪の毛を切らないの。木には3年間果実が実らないということを人間に当てはめているわけ。正直、私は敬虔なユダヤ教徒じゃないけれど、このしきたりを聞いて、凄く美しいものだって感じたのよ」と述べている。

 なお、クリスと結婚した時は、アメリカインディアンのユテ族のシャーマン(超自然的存在と直接接触・交流・交信する特殊な才能を持つ者)が式を執り行っており、ケイトのフリースピリットな感覚を垣間見ることができる。

 ひとつの信仰に縛られないケイトだが、懐が深いというだけでなく、単に影響されやすいからだともいえる。幼い頃、映画『栄光の彼方に』のベッドシーンでトム・クルーズのイチモツがチラ見できるシーンを繰り返し巻き戻して観察し、「何ていうのかしら。(イチモツを)じっと見つめていたら、なんだか催眠術にかけられたような感じになっちゃって」と明かしているケイト。以来、トムの大ファンだそうで、かなり洗脳されやすい性格であることを物語るエピソードとして伝えられている。

 ゴールディとカートの影響を強く受けながらオリジナリティー溢れるスピリチュアルな世界を開拓してきたケイト。これからも、自然の流れに身をまかせた心地よいスピリチュアル・ライフスタイルを楽しみ続けることだろう。



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