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「のだめ」ブームのほとぼりが冷めるまでドラマ
主演はおあずけ?

――顔はその人の本質を表し、真実を宿す場所。顔面評論家で知られる池袋絵意知先生に、話題の芸能人の"顔"から、テレビだけでは分からないホントの姿を検証してもらいます。

■今回のターゲット
上野樹里

 今年も残り2カ月を切り、NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~もあと数話となった。主役の江姫を演じている上野樹里だが、放送開始前は去年、同じ事務所の福山雅治が主演した『龍馬伝』に続けと高視聴率が期待されていたものの、ふたを開けてみるとパッとしない視聴率。せっかくドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ)ブームで上がった業界の評価も一転して下がってしまった。視聴者からも「時代劇なのに『のだめ』にしか見えない」といった厳しい声が出るなど、女優としては最悪の評価も......。上野樹里のいったい何が悪いのか? 来年以降、挽回策はあるのか? 顔相から考察してみたい。

 実は、上野樹里は大女優になる可能性が高い顔をしている。大島優子の回でも書いたが、頬骨が高いのは、仕事を通して自己実現を図りたい傾向のある大女優や女性実業家に多い顔相だ。他にも眉と目の角度が上がっていて、鼻が大きく、頬だけでなくアゴも前に出ていて男の性格。大原麗子が森進一との離婚会見で「家庭に男が2人いた」と言ったように、女優で成功している人には男っぽい性格の人が多い。そのため、上野樹里は間違いなく女優向きの顔相と性格の持ち主と言える。

 では、何がダメだったかと言うと、時代劇との相性だ。古来から日本人は感情を表に出さないのが美徳とされた。『江』のような時代劇は、微妙な表情の変化を求められる。が、上野樹里は感情表現が大袈裟にできるコミカルなドラマのほうが合っている。『江』のスタート時は、脚本そのものにコミカルシーンがあったりで、現代劇と時代劇との演技の差別化がついていなかった。視聴者が「時代劇なのに『のだめ』にしか見えない」と思うのも当然だ。しかし、上野樹里が『江』で視聴率を伸ばせなかった理由はそれだけではない。

 この人は、真剣な表情をしようとすると真顔ではなく、ネガティブな顔になる傾向がある。具体的に言うと目は睨みをきかせたような三白眼になり、口は口角が下がった不満顔になりやすい。顔と心は相互に関係し合っているので、顔がネガティブになると心もネガティブになってしまう。また、顔には「いい顔、悪い顔は人から人へ伝わる。(顔訓13箇条)」という特性もあるため、それによって撮影現場の空気を悪くしてしまい、『江』というドラマ自体が負のスパイラルに陥ってしまったのではないかと考えられる。

 逆に『のだめカンタービレ』のようなコミカルな作品だと、役に引っ張られるようにイキイキとした表情になる。口角が上がったポジティブな「開運顔」になり、口角が上がることで、眉間が開いて目尻と眉尻が下がり、顔の中に円が生まれる。顔に"円"ができると人を呼ぶ福顔になり、そのいい顔が周りに伝わって、ドラマ自体もどんどんプラスの方向に回転していくというわけだ。

 このように、上野樹里は役柄の影響を受けやすいアップダウンの激しい顔なのだ。来年、巻き返すためにはまた「のだめ」のような漫画原作のコミカルなドラマがいいだろう。そろそろお母さん役をということで、東村アキコ原作の『ママはテンパリスト』(集英社)をおすすめしたい。

■池袋絵意知(いけぶくろ・えいち)
観相家、顔研究家、顔面評論家。著書に『最強モテ顔講座』(オークラ出版)、『顔相恋占い』(池田書店)、『あなたは何顔美人?』(WAVE出版)など。
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