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Photo By charmante from Flickr

 ぶっちゃけた話、プロの占い師の稼ぎはどれくらいのものなのだろうか? 今回はそんな「占い師って儲かってるの!?」というところにスポットを当ててみようと思う。

 ウェブサイトや雑誌の占いコーナーなどでの執筆作業や、ネットの占いコンテンツの監修なども占い師の仕事だが、これらはあくまで副業。占い師の本領発揮はやはり鑑定だ。そして、占い師の間では、鑑定の場に出ることを「出演」と言う。

 最近の占い師たちのHPやブログなどを見てみると、プロフィール写真にかなり力を入れているのが見てとれる。メイクもばっちりで、高価な衣装を身にまとい、専用スタジオで撮影したかのようなその姿はまるで芸能人。まさに占い師たちにとっては「鑑定の場」=「出演」なのだ。

 そして、占い師たちの「出演料」=「鑑定料」も、芸能人と同じ。トップクラスの占い師は大物芸能人のように途方もないお金を稼ぎ、ピラミッドの下へいけばいくほど食うや食わず、兼業しなければ生活がままならない、という構成なのだ。

 富裕層専門の霊感占い師などは、30分・何十万円はくだらない高額な料金を請求する人もいる。だが、中堅より下はピンキリ。鑑定料金の平均相場はだいたい30分・5,000円。延長時間10分ごとに料金が加算されていくという方法が一般的だ。中華街のような競合ひしめく場所になれば、クイックマッサージさながらに10分1,000円ポッキリ! などというものも。

 そして、この鑑定料から必要経費、交通費、など諸経費を差し引きした残りが儲けとなるのだが、毎時間客が来るわけでもないので、儲けといってもその日しのぎになる。

 占い館などに所属した場合、占い館にマージンを取られるのは当然の話。占い館によっては鑑定料金の半分以上を持っていかれる場合もある。占い館に所属すれば、お客が来なくても安心かと言うとそうでもない。

「占い業界は総じて能力給的な部分が大きい。時給制など、出勤した時間分の給料が保障されるというスタイルは、今の厳しい時代ほぼ皆無」(占い館所属占い師)

 ひっきりなしに予約客が訪れるほどの人気占い師でなければ、待ち時間というものも発生して、時給制ではないので当然その時間はお金にならない。一日中占い館に待機していて出番がなかったら......その日の稼ぎは悲惨なものである。

 では、電話占いの専属占い師はどうだろうか。24時間、顔も見ずに、悩んだときすぐに占ってもらえる電話占いは人気が根強い。人気の電話占い会社に登録をすれば、客足が絶えることはなさそうだが......。

「顔を見ずに鑑定をする電話占いは占い師にとってはかなり難易度が高く、極度に集中を強いられる。しかも、次から次へと相談者をさばかなければならない。その結果、神経をすり減らし、精神的にボロボロになってしまい、占い師自身が、高額のカウンセリング治療に通院しなければならなくなったなどと言う笑えない話もあります」(元電話占い師)

 電話占いで人気を集めても、上記の理由からあっという間にやめてしまった占い師の話もよく耳にする。

 今回、何人かの現役占い師に話を聞いたのだが、「効率よく稼げる方法があるなら教えてほしい」と逆に聞かれてしまったほど、生活は大変のようだ。

 占い業界は不況知らずと言われるが、それはほんの一握り。純粋に占い鑑定だけで食べて行ける占い師は、全体のわずか一割程度しかいないというのが現状。「占いが好き」という動機で占い師を目指すのは悪いことではないが、生半可な気持ちでいると、身体だけでなく精神的にもボロボロになってしまう、シビアな世界なのだ。



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