――本当に当たる占い師はどこに......? 恋と仕事と人生のはざまでさまよう独身アラフォー女・カシハラが、導きを与えてくれる占い師を求めて、さまざまな占いを渡り歩きます。 

 占い師取材はいいけど、オッサンやオバチャンばかりで辟易していたので、今回は、イケメン占い師に会ってきましたよ。飯田橋駅近くでもらったパンフレット片手に、まずは占いサロンに行くことに。

 「占い」と書かれた看板横の階段を上り始めたところ、近くにいた地元のオバチャンに、「あんたどこ行くの?」と声をかけられたので、「占いに行きたいんですが......」と言ったら、「あんた、そっちじゃないよ! 占いは看板の右階段だよ。間違えないで!」と厳しい口調で怒られました。けっこう間違えて左側のビルに入っていく人が多いのでしょう。オバチャンは飽き飽きした顔でサロンに続く階段を指さします。なんだか占いに行く前にすでに前途多難な気分になってきました......。

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看板の右にある階段です! 間違えるとおばちゃんに怒られますよ

 不吉な予感が漂いつつ、右手の雑居ビルの階段を上がると、そこには美人の先客が二人。階段の踊り場が待合スペースになっており、狭いながらも、椅子前には音楽が流れお香がたかれています。

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イケメンの占いサロンとは思えない待ち合いスペース

 そこに、スーツ姿のイケメンが登場! どうやら、この人が占い師・叶鏡敦士さんのようです。なかなかのイケメンですが、占いのセンセイ自らお茶出ししてくれるなんて、意外に気さく。先客の二人は先に室内に入っていき、そこから待つこと40分。やっと順番が巡ってきました。

 今日はたまたまカシハラが最終客。まだ時間が早いので、通常、鑑定は1件だけのところ、2件でもいいですよ、と声をかけられ、せっかくなので仕事と恋愛の2件をお願いしました。

■甘いマスク......なのに鑑定は激辛!

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叶鏡敦士オフィシャルブログより

 叶鏡さんは四柱推命で占うため、最初に誕生日と生まれた時間、生まれた場所を告げます。基本的な性格を割り出している間に、改めてその顔を見ると、やっぱりイケメン! 堂本光一を少し大人にしたような感じです。年の頃なら、30代後半? 若いときはさぞやモテモテだっただろうと想像を巡らしていると、開口一番「カシハラさんの場合、もう、結婚できる年齢じゃないですね」といきなりのキツーイお言葉が!

 い、痛たたた......。甘いフェイスに見とれていたので、防御の姿勢を忘れていました。いきなりの攻撃にボーゼンとしていると、叶鏡さんは、ホワイトボードに年齢を書き出し、「この年になっての結婚は、一般的に無理です」とさらに追い打ち。

「はっきり言って、痩せてないじゃないですか。もし好きになった人が、ぽっちゃり好きならいいですが、そうじゃなかったら頑張らないといけない。だから痩せてください!」

 イケメンの甘いフェイスと対比された辛口加減がたまりません。こんなキツイことを言ってもイケメンはイケメン。どんなことを言われてもムカつかないから不思議。

「あなたは、自分で相手が気に入らないとダメなタイプ。年をとればとるほど、条件が厳しくなるので、相手がますます見つかりにくくなります。でも35~44歳のほうが、出会う男性の質は良くなるし、この時期がちょうどモテる。条件のいい人と結婚できるという運気に入っています」

 後半は、大分いい感じの占いになってきましたが、今さらフォローになっていません。もしかして、これは最初にアンダーな気分にさせる戦略なのか? と考えていましたが、いけないいけない。イケメンのトークに籠絡されてはいけません。

 そこで、「もう、そのモテる時期の年齢になって何年も過ぎているんですけど? 時間を無駄に使ってる気がしないでもないですね......」と、反論気味に嘆いてみたら、「普通は10代とか20代とかもっと若いゾーンで結婚するほうがいい。でも、あなたは35〜44歳での結婚が向いている。仕事も35~55歳まですごく運気が良い。そのためにも、ここに来たことで意識改革しないとダメです!」......もはや占いというより、イケメンのカリスマ熱血先生みたいになってきました。

■ヤンキーから占い師になったは神様のご加護?

 「結婚でもなんでも、成功しない人は目標設定が下手なんです! 僕だって、もともといい加減で仕事も長く続かなかったけど、こうして占い師としてやれている。だからいつか神様が出会わせてくれると思って、年内にできる目標設定からやってください!!」

 だんだんと、口調がヒートアップしてきた叶鏡さん。そこまでいうなら、叶鏡さんはなんで占い師になったんですか? と逆突込みしてみたところ、

 「僕は地元の茨城で、やんちゃしていて......こんな軽いナリなんで、ナンパもバンバンしてたし」と、いきなりの自分語りモード。さすがイケメンは、自己陶酔しても絵になります。ときどき垣間見える茨城訛りが、ヤンキー話を二乗に感じさせるのは気のせい!? 

「僕は、英語もパソコンもできなくて、社会に出てもやりたくないことが見つからない。文句ばかり言って、どこの会社も続かなかった。ある日、神社に行ったら、宮司さんに占い師を目指したらと言われたんだ。占い師になるために神社に行ったわけじゃないけど、そういう運命だったんだ」

 うっかり突っ込んでしまったのが、いけませんでした。さらに叶鏡さんの語りは続きます。

「占い師になるって言いだしてから、みんなにできるわけないってバカにされたけど、ここまで来れた。あなたも今は諦めるときではない。今はまだなんとかなる。過去は捨てて、新しい人生を生きてください。自分の中でどうなりたいか決めて目標に向かって走ればいいだけです」

 きっとヤンキー時代のカルマを昇華させるようにという神のご加護だった違いないですね。ところで、こっちの占い結果はいったいどうなったの? と思いましたが、終了時間を過ぎてもイケメン占い師の自分語りは終わりません。とりあえず、結婚も仕事も50歳までは安泰らしいからいいのか......。占い師の自分語りを大きな気持ちで聞いてあげることが、運命を変える秘訣なのかもしれません。
(カシハラ@姐御)




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