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『八日目の蝉 通常版(DVD)』(アミューズ
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――顔はその人の本質を表し、真実を宿す場所。顔面評論家で知られる池袋絵意知先生に、話題の芸能人の"顔"から、テレビだけでは分からないホントの姿を検証してもらいます。

■今回のターゲット
井上真央

 大みそかのNHK『第62回NHK紅白歌合戦』で紅組の司会者に決まった女優の井上真央。NHK朝の連続テレビ小説『おひさま』のヒロイン役で人気を集めたのが起用の理由だ。『おひさま』は回を追うごとに視聴率がアップし、後半は20%超えが当たり前となっただけに「紅白でも」とNHKが期待しているのは間違いない。

 紅白の出演自体が初めてで、テレビ番組の司会も今回が初という井上。プレッシャーは大きいと思うが、私は歴代の紅白司会者を務めた女優たちよりも、井上はソツなくこなすと予想する。その理由はバランスのとれた顔にある。パーツの配置が平均型のニュートラルフェイスに加え、輪郭の形も一般女性の標準型である卵形をしていて、社交性とバランス感覚がバツグンにあるタイプなのだ(ちなみに身長も158cmと日本人女性の平均サイズ)。

 4歳で児童劇団入りし、5歳で子役デビューしている井上だが、その顔が知られるようになったのは、「ざけんなよ!」のセリフが代名詞の『キッズ・ウォー』(TBS系)の今井茜役から。子役で売れた女優が成人後も子ども顔のままだったり、変わり果てた姿になる中、井上は子役のイメージから脱却することに成功した女優だ。茜時代の面影は残したまま、パーツの配置が下型→平均型、輪郭が丸顔→卵形の大人顔へと成長し、人間的にも客観性や社会性のある大人の女性へと変化を遂げたのだ。

 「卵形の輪郭」+「平均型のパーツ配置(ニュートラルフェイス)」をした人はコミュニケーション能力が高く、対人関係のバランスがいいので一般企業でも重宝される顔相。その場の空気を読んで行動するタイプなだけに、生放送の紅白で思わぬトラブルが発生しても、最善のコメント、進行で乗り切りことができるだろう。

 また、「卵形の輪郭」+「ニュートラルフェイス」の顔は、人に悪い印象を与えにくいため、誰からも好感を得やすい。井上はスポンサーや広告代理店から見ても、安心してCMに起用しやすい顔相であると同時に、全国津々浦々の老若男女を対象とした公共放送のNHKとしても、これ以上ない顔相をした人材なのだ。

 井上と同じ「卵形の輪郭」+「ニュートラルフェイス」には女優の菅野美穂がいる。どちらも「普通っぽい美人」で、ともすれば無個性になる顔だ。2人とも目がクッキリとした二重瞼という点まで共通しているが、違いは、菅野が直線的でシャープな目に硬そうなツラの皮なのに対し、井上は曲線的で大きな目に柔らかそうなツラの皮でカエルっぽい。例えるならば、菅野は"爬虫類系平均的美人"で、井上真央は"両生類系平均的美人"。微妙な違いではあるが、ヘビやトカゲよりもカエルのキャラクターの方が子どもから大人まで親しみやすく、微妙な差で井上の方がNHK好みの顔になっている。

 『おひさま』と紅白をきっかけに、来年以降ますますNHKの仕事が増えるに違いない。ただ、大学の卒論テーマを杉村春子(明治生まれの日本を代表する女優)にするほど女優業に思い入れがある井上のこと、本格的に司会業に進出するとは考えにくい。今後、大河ドラマに主演した年の紅白の司会を務めることはあるかもしれないが、それでも女優の司会者としては仲間由紀恵の2回と並ぶくらいだろう。

 さて、気になる今年の紅白の視聴率。地デジ化以降テレビ離れが激しいと言われているが、井上の髪型次第では昨年の数字(前半35.7%、後半41.7%/ビデオリサーチ調べ/関東地区)を上回ると予想する。井上の額は、きれいな半円型で輝いている「開運額」なのだ。井上が前髪を降ろさず、開運額を出せば出すほど視聴率はアップする。

 白組の司会は去年に続いて嵐の5人。ジャニーズが多数出場するようになったからか、現在、白組が6連勝中。まだまだAKB48では老若男女に人気のあるジャニーズには対抗できないが、井上が最初から最後まで額を出し続ければ紅組勝利の奇跡が起こる!

■池袋絵意知(いけぶくろ・えいち)
観相家、顔研究家、顔面評論家。著書に『最強モテ顔講座』(オークラ出版)、『顔相恋占い』(池田書店)、『あなたは何顔美人?』(WAVE出版)など。
・ブログ「Face to Face






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