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Photo by Melissa Maples from Flickr 

 占い業界はこの不況の中にあっても好調路線をぶっち切っており、腕の良い占い師になれれば、この先食いっぱぐれはまずないとされている。そのため、占い業界への転職希望は意外と多い。しかし具体的に、どうやったら占いでお金を稼げる「プロ」になれるのか、ご存じだろうか?

 そもそも占い師になるためには、特別な資格は必要ない。極端な話だが「今日から私は占い師」と宣言し、名刺の肩書きに「占い師」と記載すれば、誰でもその日から占い師になれる。もちろん、それ相応の知識はあるということを前提としての話だが。しかしながら、どれだけ勉強すればいいのか、どのラインまでできればプロになれるか......という線引きは、かなり曖昧なのが業界の現状だ。

 スピリチュアルブームとIT化の相乗効果により、現在、稀に見る占いブームとなっている。占いコンテンツ制作会社関係者に聞くと、WEB上の占いコンテンツは一社あたり毎月20本はリリースされているという。コンテンツ1本につき占い師1人が監修をするため、これが5~10社となれば、ひと月あたり、100人以上の占い師が世に送り出されているということだ。これだけの数の占い師がいることを考えると、前述のように少しばかり鑑定力がある程度では成功することが難しいのは分かるだろう。

 占い師は個人事業主だ。自分を商品と見立てて、それをいかに魅力的にアピールするか。PR力、企画力、斬新な発想、行動力......。当たり前だが、一般的な社会においても必要とされる能力が、占い師にも求められる。

「極端な話、実力云々よりも、セルフプロデュース力がものをいうのが今の占い業界の現状ですよ。実力は素人とそう大差ない人でも、大儲けしてるパターンはよく見ます」(元占い館経営者)

 今、成功している若手占術家を見ると、占い師の世界が時代の流れとともに確実に変化しつつあるのが見てとれる。

 たとえば、人気上昇中の占い師は、Twitterやfacebookを最大限に利用して、セルフプロデュースを徹底して行っているのがよく分かる。不特定多数にPRするには、何といってもネットを利用しない手はないだろう。従来の凝り固まった先入観を手放して、時代の波をさらりと乗りこなしているのだ。

 また、人気が上がるまでは、たとえお金にならずとも自身のブログなどに毎週占いをアップし続けて、そこからじわじわと注目を集めていくという手堅いやり方もアリ。石井ゆかりはじめ、現在活躍している多くの占術家も、このやり方でこつこつ人気を積み重ねていったことがブレイクにつながったと言える。

 占いの業界に「こうあるべきだ」という観念は必要ない。しかし、裏を返せば、本当の実力者ととんでもないインチキが混在しているということだ。プロの占い師になるためのルートは限りなくある。占い師志望の人も、占いを受ける客的立場の人も、「占い師」と名乗っている人間すべてがプロではないことを、今一度肝に銘じた方がよさそうだ。



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