――本当に当たる占い師はどこに......? 恋と仕事と人生のはざまでさまよう独身アラフォー女・カシハラが、導きを与えてくれる占い師を求めて、さまざまな占いを渡り歩きます。

 今回は、mixiのコミュニティで見つけた新宿の某占い師さんを訪ねてみました。mixiでは、「すごく良く当たる! お母さんみたいに頼れる」と人気のよう。書き込みによると、「名前を書くだけでズバリ当たる。親身になって相談に乗ってくれ、話をすると元気になる」と、なんだか期待が持てそうな雰囲気。ちょっと宣伝くさいトピックスだったのですが、ちゃんとしたホームページがあるところを見るとそんなにアヤシクもない......? さっそくホームページ経由で申し込んでみました。

■周囲から浮く、異様なオバちゃん

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今時見ないボディコンワンピ、ブルーがまぶしい

 新宿某所のスタバで待ち合わせ。指定された時間の少し前に着いたところ、スタバはすでに満員。空いている席はないかなと店内を見渡したら......いた!! 見るからに普通でないオバチちゃんを発見!! どーみても、間違いなく、明らかにアヤシイあの人が占い師だ! と確信しつつ、オバちゃんからの呼び出し電話を外で待ちます。 

 約束の時間ピッタリに電話がかかり、席に向かうと、やっぱりあのオバちゃんでした。正面に座ってもまじまじと見てしまうほどアヤシイ。どこかで寝ていたのかと思うほどのボサボサパーマ。顔も腕も日焼けで真っ黒。顔はすっぴんなのに、ブルーのアイシャドーが2センチ幅で目の周りだけ。アヤシイというより汚いかも? でも、トルコブルーの光るワンピースやシャネルのバッグを持っているので、意外とお金がかかっている様子。

 しかし、そこには触れずにさっそく鑑定へ。まず、ノートに名前と生年月日、血液型、星座、干支を書かされます。それを見るとオバちゃんはいきなり、「あなたは、自分の世界に入りすぎていて、そこに人を入れないのがいけない」とズバリ。......当たってる! ライターなんて家にこもりがちな職業ですからね。名前を書くだけでズバリ当たると言っていたのは本当だったのか!?

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この情報だけで鑑定に入ります

 次に、手を望遠鏡のようにしてノートをのぞき込み、「結婚しなさい!」と一言。「結婚しないと最後はみんな孤独な人生を送るのよ。現代の医学ならあなたの歳でも子どもができればまだ産めるから、産みなさい!」と、大迫力で語りかけます。その手の穴から何が見えるのか謎。きっとアカシックレコードでも見える仕組みなのかもしれません。

■結婚するけど数年後には不倫?

 続いて、ノートに気になる男性の名前を書かされますが、これといった男子が思い当たらないので、昨日の飲み会に来ていた人の名字だけ書くと「名字だけ? 名字だけじゃ、見えないのよねー。生年月日とか星座は?」と言うので、フルネームが分かる人を3人ほど書いたところで、「この中ではこの人がいいわね!」と言ったかと思えば、その後、「腐れ縁だから一緒にいて楽なはずだけど、お互い友だちとしか思ってないわね」って。それじゃまったく発展性がないんでは?

 オバちゃんは、何度も手の穴をのぞき込んだ末に、「恋愛は全然見えないわー」と。またしても、男の影は見えないらしい。どんだけ清い生活なんでしょうか。

 挙句に、「あなたの周りに頼りになる男はいないわね。女友だちを作りなさい! 老後に入院したときに、下着を買ってきて!! って頼めるような女友だちを増やすように」と言われましたが、それ、友だちじゃなくて介護ヘルパーじゃないですか! この歳から介護の心配をしなくてはいけないなんて、どんな大きなカルマをカシハラは抱えているのでしょう。

 恋の予感がまったくしないことに焦って、「私は結婚しないってことですか?」と突っ込むと、「"48"! 48っていう数字が見えたわ。ここで結婚するか、大仕事をするか、とにかく何か良いことがあるわ」と言いましたが、48ですか......先すぎます......。とても待てません。さらに「"52"! 52歳で恋をするわ」とも。......それも先すぎます。しかも、さっき48歳って言ったはずなのに。48歳で結婚して、52歳で恋って、それ、不倫ですよね?? というと、「とにかく"52"が見えたの! だからここで大恋愛するわよ」とまったく譲りません。

■謎のウソでアヤシイ雰囲気に......

 その後、仕事がライターだと言うと、オバちゃんは急に「私、K談社で本を出しているの! 『こんな私にも神が降りてきた』っていう本なの」というのですが、そんなアヤシイタイトルの本、大手出版社では出さないのでは? と一気にアヤシイ感じに。

 さらにオバちゃんはガッと目を開いて、「そうだわ! 『男を落とす本』を出さない?」と。眼光がそこから急に変わり、向こう側とアクセスしているようなギラギラしている光が目から放たれていました。目を合わせないようにしているうちに、ほぼ30分で時間通りに終了。支払いをしてほっとしながら店を出ました。

 シャネルのチェーンバッグといい、ボディコンといい、無造作な日焼けもダブル浅野時代の香りが漂い、新小岩あたりのスナックのママと話した気分になりつつ、駅に向かいました。帰り道、携帯でアマゾン検索してみましたが、もちろんオバちゃんが出したという本は見つかりませんでした。ああ、ビルの谷間に落ちる新宿の夕日が目に染みる......。
(カシハラ@姐御)






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