uranai01.jpg
Photo By Venvierra from Flickr

 高価な壺を買わせたり、何度も占いに通わせて鑑定料をふんだくったり、占い師に対してそんなイメージを持っている人は正直言って少なくない。しかし、そういったことをする人間は「占い師」ではなく「詐欺師」だ。そのようなやからのせいで、占いに対するイメージが悪くなっているのは本当に嘆かわしい。

 でも、占い師と名乗って相談者をだますような詐欺師がいるように、反対に占い師だってだまされたりしている。しかしそこは占い業界、一般人とは違う業種から甘い誘いがやってくるという。

「探偵事務所の営業と、法律家を紹介しますといった案内は多いですね、探偵事務所からは『相談者の身辺調査をしませんか?』『浮気調査が必要な方を紹介して下さい』というもの。法律家の紹介は、法律で解決できそうな悩みを持った相談者を紹介してくれないか、紹介すればマージンをあげますよ、といった案内です。離婚が絡んでくるような恋愛相談は紹介しやすいですよね。『名前に方角が入っている事務所に行くといい』『原宿にある事務所に行くといい』など、紹介先の事務所名を言わなくてもそこだと分かるような事柄を、まるで占いで見えたように言うのがポイント。あっせんしているとばれたら、双方のメリットがパーになりますから。ひどい例では『海外の病院を紹介するので難病の患者さんを』というDMもあるそうです」(占い業界関係者)

 もちろん、法律相談や探偵事務所を勧める占い師すべてにそういうカラクリがあるわけではない。善意で紹介する人もいるだろう。そして、そういった悪意なき占い師を直接ターゲットにした詐欺も、もちろんある。

「学位や『○○教授』といった肩書を買いませんか? 立派な名簿に名前を載せませんか? という『学位商売』や『肩書商売』は、占い師の虚栄心につけ込んだポピュラーな商売です。お金を払えば誰でも学位や肩書が手に入るので、箔を付けたいと思っている人はついつい買ってしまうんですよ。とはいえ、非認定や通信教育大学の学位や肩書で、聞いたことのない学校名ばかり。ほかにも、立派な名簿に名前を載せないかとか、『●●賞に選ばれました』といった手紙(しかも元皇族という方の名前入り!)が来たりと、プライドをくすぐるツボを心得た案内が本当に多い。昔、とある狂言師がテレビで『●●●大賞』という勲章付きの赤だすきをかけている姿を見たのですが、あれこそ、お金を払って手に入れた勲章ですよ」(同関係者)

 さらに、宗教法人売買の誘いも来るそうで「ターゲットとする占い師によって価格を変える」ようだ。

占い師はどうしても"怪しい"という印象が付きがち。だからといって、単に学位や肩書を付けてそれが払しょくできるかといったら、それはまた別の話。耳にしたことのない大学の教授という肩書や大げさな勲章なんて、余計に怪しさが増してしまうのでは?
と思ってしまうのだが......。

「あと、これは聞いた話なんですが、純粋に占い師を釣りにした詐欺話があります。以前鑑定してもらったと名乗る人から『宝くじが当たってお礼がしたいのでお会いしたいです』と連絡が来て実際に会うと、今度は『念のため貸金庫にお金を入れてあるんですが、今手持ちがなくて......。開けるためのお金を貸してもらえませんか』と言われてお金を貸すのですが、待てども待てどもその人は戻ってこない。貸金庫を開けるお金をだまし取られたんです。でも、占い師って被害届を出さないんですよね。恥ずかしいから。お金を取られたことが恥ずかしいんじゃなくて、『占い師なのにそんなことも分からなかったのか』と言われるのが恥ずかしくて出せないんですよ」(同関係者)

 願わくば、親身になって相談者の悩みを解決しようとしている善良な占い師が、そのような詐欺に遭わないでほしい。



【検索ワード】 



オフィシャルアカウント&モバイル
  • twitter
  • facebook
  • RSS
  • モバイル用
  

ハピズムをBookmarkする