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「MISTY」(実業之日本社)8月号

 80年代、占いやおまじないが大好きな不思議ガールのバイブルとして圧倒的人気を集めていた占い雑誌「My Birthday」(実業之日本社・現在は休刊)。そのお姉さん的立ち位置として創刊された「MISTY」(当時は「増刊マイバースデイ」)は、簡単なおまじないからディープな占いまで網羅されていて、占い好きの心をわしづかみにする特集が魅力です。一見、占い系雑誌とは分からない女性誌のような表紙は、初心者でも手に取りやすい雰囲気があります。初レビューとなる今回は、なんと月刊化してから200号という記念すべき号! 出会うべくして出会ったような運命を感じずにはいられません。それでは中身を見ていきたいと思います。

<トピック>
◎創刊200号スペシャル
◎開運五賢人に聞いた 不運から抜け出す101の方法
◎女性なら、必ず一つは持っておきたい石「黒色」ストーンの実力

■占い師はイメージが大切

 特集「創刊200号スペシャル」では、占いやスピリチュアルの世界で名を馳せている先生方からのメッセージが紹介されています。占いに興味がない人でも知っている、占星術界の貴公子・鏡リュウジ、日本でも多くのファンを持つジョナサン・ケイナー、鏡リュウジの師でもあるマギー・ハイドなどが登場。「MISTY」読者でないと心に響かないメッセージもありますので、ここはひとつ、占い師の名前と顔を一致させるページとして読むことをオススメします。

 名前を見るとピンと来るけど、顔を見ただけでは誰か分からない、という占い師は多くいます。メディアで顔出しの出演率が高ければ別ですが、基本的には雑誌やテレビの占いで名前を見るくらい。ここでは「あの先生の顔って実はこんなんだったの!?」といった小さな驚きを得ることができます。例えて言うなら、アニメキャラと声優本人のギャップのような感じでしょうか。日本を代表する西洋占星術者・マドモアゼル・愛先生(男性)を見るたびに、相変わらず、名前と先生本人のギャップはんぱないなーと思った次第です。

■思い込みが開運を招く

 「開運五賢人に聞いた 不運から抜け出す101の方法」では、占い師やレイキカウンセラーだけでなく、いじめ、失恋、借金など度重なる不運に生きる希望を失いかけるが、あることをきっかけに生きる希望を見つけ、その過程を記したブログが大人気という、藤大輔氏を加えた「開運五賢人」が、"本当に効くもの"だけを紹介しています。これ、登場している五賢人自ら実践したもので、効果は実証ずみだとか。期待を持ってページをめくると「トイレに水晶丸玉で家相の悪さをカバー」「粗塩に火の力を加えて最強の開運塩を作る」など、開運が期待できそうなアイテム・水晶や塩を使った方法もあれば、「つらい時こそ大好きな本&映画を」「行き詰まった!そんな時は友達とカラオケ」といった、開運と言うよりはただのストレス発散方法の紹介では? とも取れるものもあり、ざっくばらんなラインナップ。

 不運から抜け出した過程をブログで紹介している藤大輔氏の方法は、実体験を基にしているし一番現実的なやり方だと思ったのですが、

「よくうなずくと人間関係がスムーズに」
「『できる、できる、できる』で本当にできる」
「"こうします"の宣言で具現化力アップ!」

 など、自分に言い聞かせる系・思い込み系の方法ばかり。「言霊」という言葉があるように、言い続けていれば言葉に念が乗り移って具現化すると言われていたりもしますが、これはかなり長期的な方法で、今すぐ不運から脱したい人には全く持って不向き。藤大輔氏曰く「『大丈夫!』『ツイてる!』『感謝します』『ごめんなさい』『許します』という言霊を百回唱えれば達人、千回唱えれば超人、一万回唱えれば仙人です。できれば声に出して唱えてみましょう」と言霊を大プッシュ! 「大丈夫」というポジティブな言葉だったらいいですが、「ごめんなさい」と何度も唱える声が隣人の部屋から聞こえてきたら、「もしやDV?」と不安になってしまいそうです。あ、そうか! 隣から「ごめんなさい」と唱える声が聞こえてきたら、「大丈夫」「許します」と返して、見知らぬ隣人と仲良く開運に励めばいいってことですね!

■恋人探し気分で石を選ぼう

 女性ならひとつは持っておきたい石、それは「黒色」ストーンって知ってました? 黒色ストーンは、地に足がついていない持ち主の足首をガッとつかみ、身体から抜けかけている魂を「落ち着け!」と引き戻してくれるすごい石。さらに、傷つきやすくなっている心をガードしてくれ、上手くいかない現実的問題にカタをつけてくれる、まさに「頼れるナイト集団」。石だけにぞんざいに扱っても打たれ強そうですし、草食系男子なんて言われている現実の男よりもずっと頼りになる存在です。黒色ストーンの持ち主は、まさにナイトに守られる姫! そんな黒色ストーンを擬人化し、イラスト付きで紹介しています。

 例えば、オニキスは神官、ブラックトルマリンは純真無垢なピュア小公子といった感じ。キレ者ビジネスマンのオブシディアンは、「おいっ、思っていることはちゃんと主張しろ!」と叱咤してくれます。ふんわり癒し系美少年のスモーキークオーツは、「どうしたの? 何かあったの?」と話しかけてくれ、愚痴も嫌がらずに聞いてくれるとか。黒水晶・モリオンは困ったときのお願いもたいてい聞いてくれる寛大さを持つ執事的存在なんだそう。

 他にも、メガネキャラ、ショタ、スナイパー、僧侶と年代も職業もさまざまなキャラ総勢10人。スナイパーと聞いて、筆者はデューク東郷を思い浮かべましたが、「MISTY」のイラストはBL好きな女子が好みそうなイケメン風に仕上がっていますので、ホストクラブで男を選ぶように、好みの顔から身に着けるストーンを選ぶのもアリです。「私は今、彼に守られているんだ......」と思えば思うほどストーンに愛着がわき、効果も倍増しそうです。妄想恋愛も同時に楽しめるし運気も上がるし、まさに一石二鳥!

 また、今月はラスト陰陽師・橋本京明直筆「お守り十二支シール」や笠井麻千子の「幸運があふれ出す! オラクル・アート」が付録としてついています。橋本先生が"念"をガッツリ入魂し、直筆した十二支シールは、文字なのか模様なのか判別不能なシュールな仕上がり。周囲の目を気にせずこのシールを携帯やパソコンに貼れるようになれれば、きっと橋本先生のご利益をいただけるんでしょうが、それはまだ先の話になりそうです。
(玉珠子)



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