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Photo By Venvierra from Flickr

 街を歩けば、意識しなくても目に入ってくる占いの看板。1,000円/10分や5,000円/30分、7,000円/60分など時間も料金もバラバラ。また時間制ではなく、相談件数×1,000円という件数制のところもあり、こちらも1件に対する料金設定はまちまち。ブランド品のように高ければ高いほど価値があれば話は別だが、鑑定料が高いからといってその占い師が絶対に当たるわけでもない。

 実際、鑑定料に"相場"というものはあるのだろうか?

占い師は個人営業主が多く、同業者とのつながりが強くありません。なので、業界全体で『この価格にしましょう』という取り決めはありませんが、弁護士の相談料金を基準に設定している人が多いです」(占い関係者)

 弁護士の相談料金は10,000円/60分。これをどう受け止めるかにもよるが、そう考えると金を支払う客としては5,000円/30分は妥当な料金、7,000円/60分は割安と思えてくる。ただ、上記の料金を基本とすると、占い師の時給は10,000円! 都内の最低賃金が時給821円の今のご時世、かなりもうけのいい商売だと思うのだが......。

「占いを個人商売として始めるには、まずは場所を借りなければいけません。人が集まるエリアだとその分賃貸料も高いし、光熱費も支払わなければいけない。『~~の館』などに所属するとブース料を支払ったり、鑑定料からマージンを引かれたりします。マージンは契約次第ですが、ひどいところでは7~8割も引かれたりするので、仮に5,000円/30分の鑑定料だったら、1件占っても手元に残るのは1,000~1,500円。1日8時間鑑定するとして、人気占い師でもない限りひっきりなしに客が来ることもないので、日給に換算すると10,000~15,000円あればいい方じゃないでしょうかね」(同関係者)

 館との契約の仕方はさまざまで、主流は、
・(1)ブース料を館に納めて鑑定料は占い師が全額もらう、
・(2)客個人から鑑定料をもらわず館から"報酬"としてお金をもらう(給与制)だ。

(1)の場合、占い師の出費はブース料だけだが、客が一人も来なければ赤字。(2)の場合は、館との契約にもよりけりだが、どれだけ鑑定してももらう報酬が増えないということも。多くの店は完全出来高制で、時給制はごくまれだという。

 何より、占い師は神経を使う商売。カードの意味を読み取るのも、ホロスコープに当てはめて診断するのも、すべて初対面の人に向けて。話を聞きながらその人の人となりを感じ取り、瞬時に判断していかなければいけない。鑑定が外れれば文句を言われ、当たっても占い師だから当然という態度を取られることもしばしば。これだけ神経をすり減らしても、手元に入るお金は1件数千円

「占い師は自営業なので保険や保障は全額自己負担です。1回の鑑定料からもろもろ引き、1カ月で計算すると、普通のサラリーマンと同じくらい、もしくはそれより低いぐらいでしょうかね」(同関係者)

 この話を聞いて5,000円/30分を安いと思うか高いと思うか......。まだ一度も占いに行ったことのない人は、この料金を基準に気になる占い師を探してみるといいかもしれない。そして実際に足を運び、鑑定内容と料金が適正かどうか確かめてみるとよいのでは?



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